TVドラマに絵本「3びきのやぎのがらがらどん」が登場しました

ごきげんよう

TVドラマの秋ドラマ“この恋あたためますか”の中に絵本の「三びきのやぎのがらがらどん」が登場しました。思わずこの絵本を知っていると思いました。

ココエブリィ本社の神子専務(山本耕史さん)が、娘さんが学芸会で「三びきのやぎのがらがらどん」を演じることになり、その時に着る衣装の準備のため買い物をしています。いっしょにいたのはスイーツ課にいた一岡課長(市川実日子さん)。専務の元恋人です。専務はバツイチ独身で娘さんもいますが、ドラマの最後には3人でクリスマスディナーを食べるという関係に発展します。
因みにココエブリィの社長は浅羽拓実さん(中村倫也さん)、主人公は井上樹木さん(森七菜さん)でした。

神子専務「やぎたちが橋の上でトロルと遭遇するんだ。やぎがトロルに食われそうになる。一匹目が次にくる方が大きいのでそれを食べた方が得ですよと言う。二匹目もそう言う。そして三匹目。お腹を空かした大きなやぎがトロルをやっつけるという話だ」
一岡課長「チームの協力が大事ってことね」
神子専務「違う。信じるものは、バカを見るという話だ。役員たちが浅羽社長になびき始めている。身をささげると言ったことにうそはなかったと思い始めているらしい」
一岡課長「信じてないのはあなただけよ」

この絵本は、小樽時代に通っていた絵本・児童文学研究センターで学んだ一冊です。
三~四歳児対象の絵本として紹介されました。

[「すてきな絵本にであえたら」工藤佐千夫著 参照記述]
「三びきのやぎのがらがらどん」は北欧民話です。民話には昔話と伝説とに大別され、昔話の特徴は話に一定のパターンがあり、時間と場所が不明確なのが特徴です。伝説は時間、場所、人物などがある程度あきらかなものです。就学前の子どもたちは、時間の感覚が希薄なため、昔話の方が馴染みやすいのです。
内容は単純なもので、読み聞かせをすると登場する動物たちと心理的に同一化しながら聞きいります。小さいやぎ、中くらいのやぎ、そして、大きいやぎも子どもたちの心では一人三役なのです。徐々に力が強くなる、強くなりたいという子どもの成長願望に合致する内容になっている絵本です。

絵本・児童文学研究センターで、たくさんの絵本、たくさんの児童書、児童文化に関することをたくさん学んだことを思い出しました。

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