リンパマッサージ、流し方を間違えると危険です。

はじめに

8月末に投稿した「健康の今日この頃」にも書きましたが、
8月頃よりマイブームになっているリンパマッサージについて書きます。
偶然、たまたま見たリンパマッサージの動画でした。
私が見たのは、あい先生(リンパ師)のYOU TUBE で、
「ここを押すだけでドバドバ老廃物が流れる正しいリンパの流し方」というもの。

他にも動画があるのかと確認して見ると、この先生の動画はたくさんアップされていました。ですが、まずははじめに見たこれが基本なのではないかと思いましたので、解説の通りに実際にやってみました。
気のせいではないと思いますが、気持ちがよかったです。
私にあってるのかなと、今は、覚えたマッサージを毎日行っています。

あい先生が言っていたのですが、「流し方を間違えると、むくみみます、ふとります、危険です」ということですので、基本的なことを理解しておきたいと思い調べてみました。

リンパについて学ぶ

リンパとは

リンパとは、必要に応じて細胞組織から産生される液体でリンパ細胞・白血球を含みます。
不要になった老廃物やタンパク成分を回収しながら、リンパ管を通して心臓へ送る役割をする液体です。
リンパ管は必ずどこかのリンパ節に繋がっていてそこで濾過されます。
リンパの流れが悪くなると、老廃物や余分な水分が皮膚の下に溜まって、むくみが生じます。
その他にも冷えやしびれなどが症状として現れることがあります。

リンパ管とは

リンパ管は、静脈にからみつくかたちで全身に分布し、胸管などの太い主リンパ管となって、首の付け根の頸部リンパ節と繋がり鎖骨下の静脈角から静脈に繋がっています。
リンパ管中のリンパは歩行や運動による筋肉の収縮・弛緩によって、より太い方へ送られますが、リンパは必ずどこかのリンパ節を通り静脈につながり血液に戻って心臓を介して全身を巡ります。
リンパの流れは血液のように速くなく、ゆっくり移動します。

皮膚の下や脂肪層の表在リンパ管に漂うリンパは、鼠径部や腋窩部のリンパ節に集合して、太い深部リンパ管を通って鎖骨下の静脈角から静脈に入ります。
四肢のリンパの流れは、安静の時は殆どゼロで、運動(筋肉の動き)によって増加します。

リンパ節とは

リンパ節は、リンパ腺とも言われ網状の皮質とリンパ細胞からなっており、リンパの濾過器(フィルター)としての役目をしています。

主なリンパ節は、頸部・腋窩部・腹部・骨盤部・鼠径部に集中しており、四肢から流れてくるリンパに対して、腋窩部・鼠径部・骨盤部のリンパ節は、関所のような位置関係にあります。

リンパの流れは

体から必要に応じて産生されたリンパは、不要になった老廃物やタンパク成分・病原体などを回収しながら、深部リンパ集合管から心臓へ誘導されます。
体に不要な老廃物や病原体は、必ずどこかのリンパ節で処理(濾過)されてきれいなリンパとなります。

リンパの一部は、歩行や運動などによる筋の収縮時によって生じる浸透圧で、静脈の血管に浸透して血液と一緒に心臓へ運ばれますが、
それ以外の大部分のリンパは、鼠経部から体幹(骨盤部・腰部・胸管など)を通り、
必ず頸部リンパ節を経由し、鎖骨下の静脈角から静脈に注がれ血液と一緒に心臓へ運ばれます。

リンパのまとめ

・リンパ液は、不要になった老廃物やタンパク成分を回収しながら、
 リンパ管を通して心臓へ送る役割をする液体です。
・リンパ管は、必ずどこかのリンパ節に繋がっていて、そこで濾過されます。
・リンパの流れが悪くなると、老廃物や余分な水分が皮膚の下に溜まって、むくみが生じます。
・四肢のリンパの流れは、安静の時は殆どゼロで、運動(筋肉の動き)によって増加します。
・皮膚の下や脂肪層の表在リンパ → リンパ管 → 主リンパ管 → リンパ節 
  → 主リンパ節 → 頸部リンパ節 → 鎖骨下の静脈角から静脈 → 心臓
・主なリンパ節は、頸部・腋窩部・腹部・骨盤部・鼠径部に集中している。

リンパマッサージ

リンパマッサージの効果といつやるのか

リンパマッサージには [健康]と [美容]の二つに効果があります。

[健康]では、疲労回復、こりの解消、免疫機能の向上などに効果があります。
マッサージでリンパ液の流れをよくして、老廃物などの疲労物質を、こりの原因の乳酸を取り除くことで効果が得られます。

[美容]では、リンパ液が流れずに留まってしまうと、むくみやリフトダウンが起こります。留まったリンパ液をマッサージで流すことによって、むくみ解消、リストアップなどの効果が得られます。

具体的には次のようないいことがあります。
・病気に強くなる
・疲れにくくなる
・やせる
・むくみにくくなる
・睡眠改善
・首・肩こり改善
・頭痛予防
・便秘改善
・ストレス軽減

リンパマッサージは、リラックスしている時にやるのが、一番効果があります。
入浴中、入浴後、就寝前
リンパマッサージは「夜」がおすすめです。
そして、体が横になっている時、寝ている間によく流れます。

リンパマッサージの注意点

リンパマッサージをする上で気を付けないといけないことがいくつかあります。

まず始めに、リンパマッサージをやらない方がいい時は、

食後2時間以内
病気または体調が悪い時
過度の疲れがある時
皮膚にけがや湿疹がある時。

それから、リンパマッサージをやってはいけない時は、

血栓症、感染症、低血圧、
心臓疾患、悪性の病気、脾臓摘出者、
喘息の発作時、高熱のある人、
生理中、妊娠3ケ月まで、
腎臓に問題のある人、皮膚の炎症がひどい人、
化学療法を行っている方、ペースメーカーを装着している人、
骨折などで金属を装着している人

*症状が悪化したり、状態が悪くなり危険ですので、決してやらないこと。
*乾燥肌の人は、専用のジェルなどを使用したり、入浴中にやること。

リンパマッサージの圧と方向

リンパマッサージは、力がいらないといいます。
リンパは体の皮膚表面近くにあるので、軽くなでるくらいでよいです。
優しく、手の重みだけでマッサージする感じです。
リンパ液を流す方向は、添付した図にある→の方向になります。
体の各部に方向がありますが、基本は鎖骨に向かって流れる方向です。
右左は対象ではなく、四肢からの流れは左側の鎖骨に向かって流れます。

*方向は重要で、正しい方向に流さないと流れるものも流れなく、意味がなくなってしまいますので要注意です。
*流し方を一つ間違えると、むくみます、ふとります、危険です。(あい先生がそう言っています)

リンパマッサージの手順

圧と方向ともう一つのポイントは手順です。
まず始めに、鎖骨のリンパ節をほぐし、リンパの流れをよくします。
これは、鎖骨リンパ節がリンパ液の最終出口だからです。出口が詰まっていては、流れてくるリンパ液を受け止められません。(あい先生は、ごみ箱と言っています)
まず、ここを空にして、他から流れてくるリンパ液を流れやすいようにします。
鎖骨リンパ節のマッサージ方法は、心臓の左上をさすります。
右手の人差し指、中指、くすり指、をそろえて、心臓の左上と鎖骨の間を外側に向けて何度もさすります。
次に右側も左手でさすります。
3本指ではなく、グーを作って第二関節を使ってさすってもよいです。
さらに鎖骨のくぼみの奥に向かって指で押してマッサージします。左右の鎖骨を行います。

全身の手順は、
鎖骨 → 顔(首) → 脇 → 腕 → 腹部 → 鼠径部 → 足

*気になる部分をマッサージするにしても、鎖骨リンパ節をほぐしてから行います。
*体にある主なリンパのごみ箱は、心臓の左上、鎖骨、耳、お腹、鼠経、膝裏 です。

リンパマッサージの効果の総まとめ

リンパは体内の水分を回収しています。血液循環に入ってはいけない老廃物や細菌類を、体内を流れながらろ過していきます。
この流れが滞ると体に様々な影響がでます。その代表がむくみです。
リンパが流れるためには筋肉からの刺激が必要です。特に足の筋肉を動かすこと。

私の場合、効果は?

体の各部にリンパ管はありますが、私は、部分的にというより、全身の流れをよくしたいと思うので、始めに見た、あい先生(リンパ師)のYOU TUBE の、
「ここを押すだけでドバドバ老廃物が流れる正しいリンパの流し方」を基本に実践しています。

基本となる動画はいくつかあるのですが、私のマッサージの順番は、
心臓の左上で鎖骨の下 → その反対側 → 両鎖骨 → 首 → お腹 → 鼠経 → 膝裏   です。

続けることが大切とも書いてありましたので、私の場合は寝る前、テレビを観ながら毎日行っています。マッサージすると気持ちがいいので、やりたくなります。
そのためか、忘れずに毎日続けられています。

効果は、マッサージをしている時に感じています。
私は、いつも右側の鼻が詰まった感じがしています。
鼻の病気はなく、アレルギー性の鼻炎もありません。
鼻水が出ることもないのですが、気がつくと軽くですが詰まっています。
この感じが、マッサージをしていると、スーッと消えるのです。
どういうことなのか分かりませんが、スッキリするのです。
溜まっていた老廃物が流れ出したかのように感じます。

また、2か月以上続けていますが、足のむくみが無くなっているように思います。
もともとやせ型で、むくみはないと思っていました。
あっても問題にならない程度でしょうから、気にしていませんでした。
唯一、夜寝る時に靴下を脱ぐと足の甲が少し浮腫んでいると思うことがあります。
それは、ビールを飲んで、座ったままじーっとテレビを観ているのが原因かなと思っていました。
それが、あまり浮腫んでないのです。足の甲の骨が分かるのです。驚きました。

それから、始めは行っていなかったのですが、マッサージに首の頸部リンパ節を追加したのですが、顔の下から首にかけて少しスッキリした感じがします。
小顔になるリンパマッサージもあるようですので、効果が出てもおかしくないと思いました。

続けていると効果を感じますので、今は、【健康】だけではなく、【美容】効果も楽しみになっています。
あい先生のYOU TUBEには、ダイエットに対応した動画も多くあり、下半身痩せ、顔やせ、二の腕痩せ、背中痩せ、内臓脂肪、などなど、また、腰痛、骨盤矯正もあり、見る動画がたくさんあって忙しいです。

いろいろ調べてみて、リンパマッサージだけでなく、下半身の筋肉を刺激することの重要性も分かりましたので、朝散歩と運動もしっかり続けようと思いました。

新たに、あい先生とLINEのお友達追加もしました。

私のマイブームは、まだまだ広がっています。

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