ごきげんよう
小樽の「池田製菓」について書きます。
その前に、なぜ、「池田製菓」のことを書くのか、その説明をします。
先日、WOWOWで『ALWAYS 三丁目の夕日』が放映されていました。
西岸良平さんの人気コミックを映画化したもので、3作あります。
東京タワーの建設が進む昭和33年の東京を舞台に、夢に向かって懸命に生きる人々の姿をノスタルジックに描いた人情ドラマです。
キャストは、吉岡秀隆さん、堤真一さん、薬師丸ひろ子さん、小雪さん、堀北真希さんなど。
時々、スペシャルと称して3作品一挙放送されます。
好きな映画なので何度も観ています。
内容は大体わかっていますので、今日は観なくてもいいかなと思ったりもしますが、楽に観られて疲れないので、チャンネルを変えず観ていることがあります。
観ているというより、テレビに映っているという感じでしょうか。
今月(8月)も日曜日の午後に放映されていて、他に観たいものがなかったので、そのまま観ていました。
映画の中に昭和のタバコ屋さんが出てきます。
タバコ屋さんには、のれんがかかっていたのですが、「バンビキャラメル」と書いてありました。
懐かしいと思い、なんか嬉しくなりました。
今まで気が付いていたのか、いないのかわかりませんが、今回は、気が付いたのです。
何がって、「バンビキャラメル」は、小樽の池田製菓で作られていたキャラメルなのです。
そして、懐かしいと思う気持ち。
私が小樽に住んでいた時、子供の頃にあったキャラメルです。
そして、それは小樽の池田製菓で作られていました。
今、その工場はどうなったのかなと思い調べてみました。
前置きが長くなりましたが、「池田製菓」についてはここからです。
「池田製菓」は、今はもうありませんでした。
2006年(平成18年)12月に廃業していました。
小樽の若松町にあった本社工場も、2007年に解体されていました。
池田製菓は、1922年(大正11年)創業。
「バンビミルクキャラメル」は、1951~52年頃に発売され、大ヒットしました。
小樽の名物として全国的にも知られていたそうです。
廃業した後、小樽市銭函の「北海道村」が事業を引き継ぎ、2007年頃から「バンビキャラメル」を復活させました。
ところが、その北海道村も2013年2月に事業停止になり、再び製造中止になりました。
ネット検索をすると販売ページが出てくるようですが、現行商品として安定して製造・販売されていることを確認できるところはないようです。
なぜ、『ALWAYS 三丁目の夕日』に「バンビキャラメル」ののれんが出てきたのか不思議なのですが、これについては、北海道の菓子文化を紹介している「北海道マガジン カイ」に、『ALWAYS 三丁目の夕日』について、昭和30年代の東京下町を象徴する存在として「バンビキャラメル」ののれんが登場したと紹介しているそうです。
映画を観ていて、何気ない一場面から、小樽を懐かしく思ったことは、とても素敵なことだと思いました。
昔は、身近にあったものが、いつの間にかなくなっていることが分り、少し寂しいですが、でも、映画の中の一場面から、小樽への記憶をたどれたことは、いい時間をもらったように思います。
以上です。
