6月には小樽三大祭りの一つ 水天宮祭がある

ごきげんよう

小樽は地域ごとのお祭りも加えるとたくさんのお祭りがあります。
毎年最初に行われるのが6月10日の稲荷神社祭(手宮祭り)のお祭りです。そのお祭りが、今年もお祭りのシーズンが始まったよーの合図になります。

また、6月は小樽三大祭りの水天宮のお祭り(6月14日~16日)と龍宮神社のお祭り(20日~22日)があります。

水天宮は実家から歩いて行けますが、距離的には少しハードで、さらに坂道が加わります。
小さい時は父といっしょにお祭りに行ったと思うのですが、神社まで行った記憶がなく、、、、思い出すのは、神社の鳥居のあたりで、時にはその手前にあるJR函館本線が下を走る陸橋のところで、「帰ろうか?」ということになりUターンしている姿です。

距離的にハードなのとそれに加えての坂道、さらに途中には寄り道をしてしまうお店がいろいろありました。デパートあり、本屋さんあり、レコード屋さんあり。小樽の6月の気候を考えると気持ちのよいお散歩になると思うのですが、最後の神社までの急な坂を上る元気は残っていなかったということなのでしょう。

寄り道しながら坂道を上り、一番上の頂点まで来て、あ~~疲れた~と一息つきます。右側、左側にお祭りの楽しみである屋台などが道狭しと並んでいて、そこを少しだけ歩きお祭り気分を味わったところでさらに歩くエネルギーはなく、帰りたくなってしまったと思います。屋台はまだまだ続いているのですが、それよりも、頭の中は、帰り道で館のケーキか花園だんごを買って帰ろうという思いばかり、、、だったのだと思います。

懐かしい思いが頭をめぐりますが、神社まで行かなかったこと、この場をかりてお詫び申し上げます。ごめんなさい。

コロナウイルスが蔓延している状況なので、今年の水天宮祭の予定はと思い、小樽観光協会の“おたるぽーたる”を確認したところ、6月のイベント情報に水天宮例大祭は神事のみとなっていました。

因みに、昨年(令和2年)は、次のように掲載されていました。

例年なら花園公園通りの花園銀座商店街との交差点から並び始め、水天宮に向かって鳥居の先まで続き賑わいを見せている露店ですが、今年は新型コロナウイルスの感染防止のために、新北海道スタイルでの例大祭で、露店や神輿渡御が中止になり、神事のみ行われることとなりました。
少し寂しい水天宮祭ですが、鳥居を潜り階段から境内に入りお参りした後は、眼下に小樽港が見え、堺町通り商店街にも境内から外人坂から降りて行けますので、どうぞ足をお運び下さい。

水天宮について少し紹介いたします。

山田町を横ぎる花園町から水天宮にいたる参道は、酔天横丁なる飲食店街をすぎ、鳥居をくぐると急な坂になっており、いまは手すりのついた階段。階段の途中左側には、道内に数少ない聖公会の建物がある。目立たないが敬けんな信者たちが長い伝統をまもっている。階段をのぼりつめると小樽港は一望の下に、そして遠く海をへだてて毛無の連山も見られる。小学生が郷土小樽の学習をするのに、ここにのぼることが多い。 <「坂と歴史の港町 小樽」朝日新聞 小樽通信局編 より >

小樽市のほぼ中央部にあたる花園公園通りをそのまま海岸に向かって進むと、突当たりが標高80メートルほどの丘、水天宮である。今では信仰と観光の名所として知られるこの丘が、明治39年に日露国境測定の基点となったことを知る人は少なくなった。(略)無線が今日のように発達していない当時としては、経度測定の時計運搬法という方法で経度が求められた。水天宮の経度の基点は今でも見ることが出来る。本殿の裏側の庭に海軍水路部測定の経緯度標がこけむした姿で静かに眠っている。 <「坂と歴史の港町 小樽」朝日新聞 小樽通信局編 より >

タイトルとURLをコピーしました