潮まつりが3年ぶりに開催します

ごきげんよう

小樽の夏祭りと言いますと、「潮まつり」です。
市民による潮踊りのねりこみ、大花火大会、神輿パレード、港の会場も運河周辺も出店やステージイベントで盛り上がります。

実家は、それぞれの行事が行われるところから近く、街の中心部には潮音頭や潮踊り唄が流れますので、窓を開けていると聞こえてきて、期間中はお祭り気分いっぱいになります。
私は、小樽に住んでいた1995年までの思い出しかありませんが、お祭りは今も変わらず続いていて、先日、実家から今年は7月22日~24日に実施されますよとLINEが届きました。

2020年は、新型コロナウイルスが蔓延している状況で中止になり、花火大会だけは延期して行おうとしましたが、結局中止となりました。
昨年(2021年)は、コロナ禍ではありましたが、WEBを主体にした内容で実施されました。ですが、花火や出店はありませんでした。

例年のお祭りは、7月末の金、土、日の3日間ですが、 今年は、22日(金)~24日(日)の3日間、3年ぶりに開催されることになりました。

第56回おたる潮まつり
    サブテーマ「やっぱり夏は潮だね」

スケジュールは、
  7月22日(金):潮ふれこみ・開会式 (花火大会 中止)
  7月23日(土):潮ねりこみ
  7月24日(日):道新納涼花火大会・閉会式 (神輿パレード 中止)
     ・花火大会は、一日目は中止で日曜日のみです。
      ですが、市制100周年とのことで大輪の花火が上がるそうです。
     ・潮ふれこみ、潮ねりこみは、「おたる潮音頭」「潮踊り唄」
      に合わせて躍るのですが、コースは短縮です。おたる潮太鼓保存会の
      和太鼓の演奏は加わりますが、とび入り参加は中止です。
     ・日曜日には、いつも神輿パレードがあるのですが今年は中止です。
     ・埠頭のメイン会場付近の出店はあり、ステージの設置もあるとのことです。

部分的には縮小しての開催ですが、新型コロナウイルス感染者が増えている状況です。
感染状況等を踏まえたうえで、最終的な判断をするとのこと、
最新情報は公式ホームページにて更新されるとの案内が出ていますが、
予定通りに開催されてほしいです。

私が小さい時の夏祭りは、花火大会だけで、まだ「潮まつり」ではありませんでした。
今年、第56回ですから、56年前に「潮まつり」が誕生。
同時に「潮音頭」が出来て、踊りも登場しました。
中学生の時、体育の時間にその踊りを教わり、練習したことを思い出します。
「潮踊り唄」は何年か後に登場しました。ねりこみのスピードアップのために出来たと聞いていますが、「潮音頭」より華やかさがあり元気に陽気に踊れるものです。

潮ねりこみは、会社として参加する他、病院やデパートからの参加もありましたし、職場有志、学校のクラスで参加したりするグループもありました。
ゆかたは決まったものがありましたが、自前でもいいですし、楽しい衣装を着て参加しているグループもありました。

私は、たまたまでしたが、学生の時も、職場でも、有志としても参加する機会がなく、
毎年、“見て楽しむ人” でした。

それから、「潮まつり」が開催されて10年ほど経ったころでしょうか、神輿パレードが加わりました。
職場の女性でしたが、担ぎ手の人がいて、毎年その神輿パレードを応援していました。
3つの神輿が、小樽市内外から集まった大勢の人たちに担がれて、メインステージへと掛け声とともに進んでいきます。熱気いっぱいで勇ましいものでした。
「小樽自身」という月刊誌があるのですが、7月号はそれぞれの法被を着てかっこいい姿の3名が表紙を飾っています。
小樽龍祭會、 北海男塾、 小樽北海睦、の方々です。
今年、神輿パレードがないと聞いて残念に思いましたが、私は、昔の記憶を思い出して祭り気分を味わいたいと思います。
[「小樽自身」の内容は、小樽観光協会のホームページ“おたるぽーたる”のカテゴリー project に掲載されています]

メインのスケジュールは、花火大会です。
私が小さな時は、実家の二階の窓から見ることができました。
地上付近で行われる仕掛け花火までは見れませんが、会場に流れる花火の名前の紹介も聞こえてきて、札幌からおばあちゃんも来ていて、スイカを食べながら見ていた夏の日を思い出します。
いつの頃か、高いビルやマンションが建ち、家からは見えなくなりました。
港の埠頭まで見に行ったこともありました。
小樽駅から坂道を下ると会場です。実家からもほぼ同じくらいで会場に着きます。
いつも、花火大会が始まってから出かけるのですが、空高く上がる花火を見ながら、港の方に坂を下って行くとどんどん人が多くなります。
会場に到着すると人でいっぱいになっていて、埠頭の海に近いところに行くのが難しくなります。そういう時は、無理に直線で向かうことをせず、埠頭の倉庫の裏側を通り、遠まわりして埠頭の先まで行っていました。そこは、まだ、空いてるスペースが十分ありました。
上に上がった花火は、上から降ってくるみたいでしたし、仕掛け花火もしっかり見えました。一番感動するのは、最後です。
上に上がる花火も次からつぎへといっぱい打ち上げられ、同時に海の上にも花火が上がります。少し沖の方から一隻の船が静かに埠頭に近づいてくるのですが、等間隔を開けて海の上で花火が上がります。上ばかり見ているので、船が近づいてくるのに気が付かず、急に目の前の水面に花火があがるので、いつも驚かされました。
空にも海にも同時に花火が上がり豪華な時間を楽しむことができました。

今の花火大会の様子はどうなっているのかわかりません。
安全を考えると、埠頭の先まではいけないのかもしれません。
きっと昔の感動は、味わえないのだろうなあと思うのでした。

小樽三大祭りの水天宮のお祭り、龍宮神社のお祭り、住吉神社のお祭りの後は、夏祭りにつながり、6月、7月の祭りシーズンが終わります。

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