北海道の島、礼文島が大好きです

ごきげんよう

NHKにっぽん百名山で北海道の礼文島が紹介されていました。

北海道の北西にある礼文島は、一度行ったことがあるだけですが、今も好きだなあと思う島のひとつです。稚内からフェリーで2時間ほどの小さくてかわいらしい島です。
テレビでは、ガイドさんとともに散策する映像になっていました。
わたしが訪れたのは、45年前頃ですが、自然は変わっていないと思いました。

[番組のナレーション より]
案内は、スキーヤーで登山家の三浦雄一郎さんのツアーに医療スタッフとして参加していた佐々木陽子さんという方です。礼文島の自然に魅せられて、ガイドになったそうです。番組は、1泊2日の紹介です。
初日は、花三昧。本州では2500m級でないと見られない高山植物が、標高200m足らずの場所で咲き誇ります。
その後、絶景が広がるツバメ山(233m)へ。
2日目は険しい断崖へ。
その先は、海鳥や海獣の住みかに。
そして、かって大陸(カラフト)とつながっていた最北端の岬へと向かいます。

一日目は、登山口からツバメ山へ向かいます。
礼文島の地図によると「桃岩展望台コース」のようです。
山登りのイメージではなく、周りに木はありません。
草原の中央に一本の道があり、周りを見渡しながらその道を先端に向かって歩きます。
その途中で出会う高山植物の数々を紹介してくれました。
チシマフウロ、ネムロシオガマ、レブンコザクラ、センダイハギ、レブンシオガマ、
レブンウスユキソウ、レブンソウ、レブンアツモリソウ、レブンキンバイソウ。
5月~9月に、200種の高山植物が咲くとのこと。

レブンウスユキソウは、エーデルワイスのなかまです。
寒さをしのぐために厚い綿毛をまとっています。
上品な感じがする素敵な花です。
エーデルワイスというと、「サウンド・オブ・ミュージック」で歌われた曲で、
その時にこの花を知りました。

二日目は、内路から山を越えて横断し、向こう側の海岸へ。
途中、やなぎの綿毛が舞っていました。
北海道では3回雪が降るそうです。
 1.やなぎの綿毛
 2.秋の雪虫
 3.本当の雪
私は、やなぎの綿毛に出会う機会はありませんでしたので、2.と3.の2つの雪しか知りません。
また、エゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)が一面咲いているところも紹介されていましたが、
エゾカンゾウは、私の北海道の夏の花です。

波が高くない時は、海岸沿いを歩いて進めるとのことで、カモメやハマエンドウにも出会いながら、
ゴロタ岬へ向かいました。
途中、礼文丘(490m)と隣の島の利尻山が両方を眺められるところも紹介されました。
利尻山は、利尻富士と呼ばれています。利尻島も礼文島といっしょに訪れたい島です。

ゴロダ岬からさらに先端を目指して、最終的にスコトン岬へ。
最北限の地 スコトン岬です。昨日とは逆方向の北にある岬です。
再北限という言い方をするのは、最北端は、稚内側の宗谷岬の北西方にある弁天島になるからです。
2日目は、出発から島を横断する時間プラス、4時間ほどかかる岬めぐりコースになります。
少しがんばって歩かないと目的を達成できないようです。
スコトン岬からは路線バスに乗って反対側の海岸を通って戻ります。

私は学生時代に礼文島に行ったのですが、木がなく、草原のイメージで、風で草がなびいている風景がとても素敵に思いました。高い山があるわけではなく、丘の上に立つと島が見渡せて、小さい島が可愛らしく感じました。
そんな印象をずっと持っていて、木のない島が素敵だったと思っていたのですが、今回、番組を観て、広葉樹もあることを知って、木がないと思っていたのは間違っていたことがわかりました。言い訳になりますが、通常、観光する部分は草原と海岸と岬です。

因みに、礼文島の隣にある利尻島にも行ったことがあります。
その時は、本当は利尻島と礼文島に行くはずだったのですが、天候不良で礼文島に移動する船が出なくて利尻島に3日間ほど足止めになりました。日程は延長できず、結局、礼文島は断念して稚内に戻りました。
その話はまた、別の時に。

現在、礼文島はとても人気があり、コロナ禍のずっと前から(いつから人気が出たのか知りませんが)観光客で賑わっているそうです。
高山植物が好きな方、自然が好きな方、最果てに興味がある方、
には、最高の島だと思います。

私にとっては、思い出の地なので、私の記憶は変えることなく、エーデルワイスの花も咲く、木のない草原の丘が広がる可愛らしい島というイメージのまま、頭の中にしまっておこうと思ったのでした。

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