6月には龍宮神社のお祭りがあります

ごきげんよう

小樽三大祭りの水天宮のお祭り(6月14日~16日)の後は、龍宮神社のお祭り(20日~22日)です。今年は、コロナ禍のため、昨年と同様に神事のみを行うそうです。

龍宮神社は、小樽駅から駅前の国道5号を西(左側)へ徒歩で5分ほど行ったところに、国道と交わって神社の参道があり、その左手の奥にあります。
お祭りの間は、駅に近い商店街も活気づき、私が小学生、中学生の頃は、かなりの数の露店が並んでいました。

神社をまっすぐ降りて国道5号を渡ると竜宮通りになります。ここの通りは幅が広い通りで100mほどで梁川通りとぶつかります。右側にも左側にも露店が並びますが、駅へ向かう方(右側)が賑やかでお店もびっちりと並びます。その通りを進むと駅前通りの中央通りに出ます。ここを横切ると都通りのアーケード街です。アーケード街には露店は並びませんが、アーケードの屋根からお祭り気分いっぱいの垂れ幕や、飾り物などが下がっていました。

実家からお祭りに行く時は、アーケード街からスタートです。アーケード街でお祭り気分を高め、梁川通の入り口を目にするとその気分は最高になります。駅前の中央通りを横切るところには警察が交通整理を行っていて、そういう風景も非日常であり、さらにお祭り気分が高揚します。神社までの300m~400mの間に並んだ露店をすべて見て回ります。金魚釣りやヨーヨー釣り、射的、輪投げ、くじ引き、おめん、綿あめ、の定番のものの他、その年限りの流行のものや珍しい売り物を見つけるのが楽しみの一つでした。また、他のお祭りでは見ることのできない飴細工のお店もありました。

龍宮神社は、実家から一番近い神社になります。小学校は午前中のみで午後の授業はお休になりますので、3日間ともずっ~とお祭り気分でした。小学校、中学校の時は、毎日、露店を見に行きました。食べ物で必ず買うのが東京ケーキ。たこ焼きより少し小さい丸いカステラ風ケーキです。小さな白い紙袋に10個ほど入っていて、値段は300円だったでしょうか。甘くてフワフワしていておいしいものでした。この東京ケーキは、水天宮祭にも7月の小樽住吉神社のお祭りでも見かけたことがなく、龍宮神社祭だけのものでした。ですから、必ず買うものであり3日間の間に2回は買いにいきました。

一人でも露店を見て回りましたが、中学生の時は、男の子とのデートもしました。
初々しく、恥ずかしくもあり、一周りしてすぐバイバイしていたような。中学は区域制なので知っている子に会う可能性もありますし、学校の先生の見回りもありますし、デートを楽しむより、周りばかり気になっていたことを思い出します。

そして、夜は父といっしょにお祭りに行きました。

お祭りの行事で思い出すのが、なんという神事なのかわからないのですが、先頭に天狗のお面をかぶり一本下駄で歩く天狗さん。天狗さんは知り合いのおじさんでしたので時間になると通りまで出て見ていました。
天狗さんの後ろには、何かをかついだ人たち。裏側に鈴をつけた厚地の前掛けをしていて、その鈴は縁起がいいと言われていて、小さい時はわざわざ貰っていました。私が小樽を離れて25年、天狗さんは今も歩いているのでしょうか。

ネットで調べてみると、天狗さんのことは分かりませんでしたが、今は神輿担ぎが神事の中でも一番の人気らしいです。小樽龍祭會、発会30年。私が小さい時は、神輿担ぎはありませんでした。でも、龍宮神社の神輿担ぎだけではなく、小樽で神輿担ぎが盛んになった時、私はまだ小樽にいました。

龍宮神社は、明治9年に創建された神社です。詳しくは龍宮神社のホームページをご覧ください。また、「リュウグウの使い」というブログもありましたので合わせてご覧ください。(ホームページから入れます)
2020年12月、はやぶさ2 地球帰還報告祭(はやぶさ2、リュウグより「玉手箱」を持ち帰る)が行われた記事も掲載されていました。

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