感音難聴のその後(2021年1月~6月)

ごきげんよう
「感音難聴の記録」の続きです。

2021年1月~6月

今年(2021年)も半年が過ぎようとしています。
感音難聴を発症して二年、治療を止めてから一年半が経過しました。
クスリを飲み終えた頃は難聴なのを忘れている時もありましたが、右耳をふさぐと左耳は明らかに聞こえが悪い状態でした。それは、今も変わっていません。時々、耳の聞こえを確認するのですが、左耳の聞こえは悪いままです。

会社との契約満了となる4月15日まで仕事をしていましたが、仕事が忙しい時、車通勤時の渋滞などで、いやだなあと思ったりすると耳の奥が詰まった感じになりました。ほんとにすぐ症状が出るので、その状況を拒絶している身体の変化として分かりやすかったです。でも、大丈夫、大丈夫と深呼吸をすると大体は納まりました。私なりの対処法が出来ていたのと、コロナ禍で日常生活以外のイベントごとがほとんどなかったためか、この間、難聴が悪化することはありませんでした。

退職してから2カ月経ちました。
次の仕事は今のところ考えてなく、のんびりさせてもらっています。
通勤のストレスがなくなり、忙しさでいつもより集中して仕事をしなければならないというストレスもなくなり、人とのコミュニケーションによるストレスも減り、仕事をしていた時より身体の調子は穏やかでよくなっていると感じます。朝散歩も継続していますし、パソコン作業で固まった身体はNHKのラジオ体操でほぐしています。仕事をしていた時は、あれもやらなければ、これもやらなければと、時間をうまく使うことばかり考えていましたが、それも必要なくなりました。あれをしないといけないと思っても、明日やろう、でいいんだと思うことに小さな幸せを感じています。出かける用事が重なる時も、明日ここに行って、こちらは明後日にしようと、一日ひとつがルールになっています。

生活環境がとてもよくなりましたが、それでも日々の生活の中でちょっと背伸びしてがんばってしまう時は、耳の奥が詰まった感じになる時もあります。でも、今の生活に頑張りすぎることは必要ないので、黄色信号が点滅したからもうやめようと思ったり、後はこれだけだからと思いながら、無理しないようにしています。心の中では気にしない、気にしないと言っています。いっぱい休養できるのですから。

朝散歩は本当にお勧めです。
朝散歩をすると、起きた時は寝ぼけもありますし、身体が固まっていて重たいのですが、その状態を軽くしてくれます。
歩くことで足の方から血液やリンパ液が全身に行き渡るような気がします。外の空気に触れて、犬の散歩をしている人を見たり、駅に向かうサラリーマンの方を見ると、朝の目覚めだけでなく、一日が始まるとの思いだけでなく、一日の生活が始まるという気持ちが漲ります。15分程度ですが、家に戻ると朝の支度をしようと身体が勝手に動きだします。

そんな中、先日、同じ埼玉県に住んでいる姉のところにおしゃべりをしに行きました。電車での移動は乗り換えも含めて1時間程度ありますが、通勤時間帯を避けますのでほぼ座れます。昼食を食べながら4時間くらいいるでしょうか。身体の調子はよく、いつも以上に楽しくおしゃべりしていたのですが、帰る時間になった頃、自分の声が頭の中で反響しました。通院を終えてから始めての症状です。気分は最高によいのにと驚きましたが、私の身体にもうそろそろ帰りませんかと言われている感じでした。
今回は、「もう帰るわ」と言って帰りましたが、そうできない状況の時は、きっとストレスが溜まって、最悪は感音難聴が再発するのだろうなと思いました。

今、会話することが多い相手は旦那さまなのですが、旦那さまとの会話では聞き取れない単語が時々あります。
なんと言ったのか分からない時は、分からないと言ってなんと言ったのか教えてもらいます。話の内容がはっきりしている時は、脳がたぶんこの言葉でしょうと補ってくれているようで会話は成立しますが、分からない時もあります。それは、話題が変わった時の最初の一言の中の単語、それと最近使ってないなあという言葉やその言葉を知らないという場合です。何度繰り返してもらっても聞き取れない時もあり、メモ用紙に書いてと言う時が稀にあります。音としては聞こえているのですが、分からないのです。不思議です。

6月14日、関東も梅雨入り宣言しました。私は、湿度が苦手です。湿度が高いと息苦しくなり、身体はだるく、ぐったりしてしまいます。私、どうした?何か病気?という思いが頭を過ぎりますが、エアコン等で調節するとすっきりして元気が漲ります。しばらくの間湿度との闘いです。今ののんびりした生活環境の中で湿度が難聴に影響するか観察したいと思います。

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