6月の私この頃です—短かった梅雨と富士山、そして辞書編纂者という職業を知りました

ごきげんよう

あじさいが咲く季節になりました。
ということは、梅雨です。
そうです、梅雨に突入しました。
梅雨のない北海道から来た私には、毎日、毎日、毎日続く湿度の高い日々はつらいです。
それに加えて太陽が出ていないので外は灰色で気分も落ち込みます。
さらにひどい時は気温も高く、ぐったりです。
エアコンはつけていますが、つけると風が冷たく、扇風機だけでは暑く、
どうしたら快適な気分で過ごせるのか、もう大変です。
20年以上も埼玉県に住んでいますが、いまだに慣れない季節です。
散歩の時に見るあじさいは、色も形もいろいろありますが、
一番素敵に思っているあじさいはこれです。

あじさいに癒されながら梅雨を乗り切ろうと思っていましたら、なんと、27日に梅雨が明けてしまいました。記録に残る速さらしいです。
そして、連日の暑さに変わってしまいました。異常気象です。
湿度が高くないので助かりますが、猛暑もまた大変です。
熱中症も気を付けなければいけませんが、電力不足、水不足も心配です。

大好きな富士山は、3月頃から時々は見かけていましたが、モアッーと霧のかかった富士山ばかりでした。先日、ひさしぶりに富士山を見ましたが、やはりモアッーとしていたのですが、雪がかなり少なくなっていて、いつもの富士山と違う感じがしました。
雪に覆われている富士山は、優しい感じがして癒されますが、今回の富士山は全体が黒っぽく男性的な感じで、見ているとなんだか恥ずかしくなりました。

今年のテレビ春ドラマに「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」というドラマがありました。
父の婚活はハッピーエンド、娘の恋もハラハラしましたがハッピーエンドで終了しました。
そのドラマの中で“生きる”とは、呼吸をして生存しているだけではなく、“変化していくこと” ではないでしょうか、というセリフがあり、「へ~、なるほど、そうね、確かに」と、思いました。
このドラマは、“結婚”“家族の在り方”について考えさせられるドラマでした。
“結婚”には様々な形があり、固定概念にとらわれず、今の瞬間の気持ちを大切に生きていきましょう、ということを思わされました。
そして、“普通の幸せ”とは何かを教えてもらったドラマでした。

また、このドラマで辞書編纂者という職業を知りました。
主人公の 沢田杏花さん(上野樹里さん)のお父さんの沢田林太郎さん(松重豊さん)の職業が辞書編纂(へんさん)なのです。 「纂」という字も難しい字ですが、文字変換ですぐ出てきて、助かりました。

辞書編纂とは、日本中の言葉を集めて、意味を整理したり、足りない部分を加筆したり、例文を考えて辞書を引きやすいように整理する作業です。
編集という言葉もありますが、編集とは別のもので、編集は編纂に含まれます。

“生きる”についての会話は、お父さんの沢田林太郎さんが学生の時、教授と交わした時に出てきます。
教授は病気で入院していて、お見舞いに行った時の会話です。
教授  「沢田くんは、素直で勤勉です。将来、りっぱな学者になるでしょう。
     ただし、今のままなら辞書編纂者は無理かと」
沢田  「えっ、なぜでしょう」
教授  「生きていないからでしょうか。ことばというものは、書物の中だけでなく、
     人と人との営みの中で生きているものです。
     沢田くんは“生きている”ということばにどう語釈をつけますか?」
沢田  「呼吸をして生存している、、。先生ならどう、、、」
教授  「“変化していくこと”、はどうでしょうか。めいっぱい生きてください」

“普通の幸せ”が会話に登場したのは、お父さんの沢田林太郎さんがお付き合いしている整形外科医の日向先生(井川遥さん)と交わした時のものです。
沢田  「日向さんが生きる世界に自分も生きることができたら、私は幸せなんです。
     できれば、日向さんもそうならいいのですが。」
日向先生「そうなったら、私も幸せです。普通に幸せです。」
日向先生は普通の幸せは何なのだろう、と悩んでいて、これだと思った瞬間でした。

固定概念にとらわれない結婚もいいものです。
そこに普通の幸せを十分感じています。
私もめいっぱい生きてきたなと思ったのでした。

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