テレビで北海道のハスカップ畑が紹介されました。ハスカップを知っていますか?

はじめに

朝日テレビの「ポツンと一軒家」で、北海道が紹介されてビックリでした。
どこだろうと思いましたら、北海道南部の勇払郡厚真町でした。

そのポツンと一軒家の方がハスカップ畑を管理しているとのことで、ハスカップ畑の紹介になり、またまたビックリしました。

私は、ハスカップジャムが大好きなんです。
以前、そのジャムを使った「よいとまけ」というお菓子について記事にしました。
また、ちょうど最近、ブログにもりもとさんの「ハスカップジュエリー」の広告を載せたばかりでした。

その日の「ポツンと一軒家」は、いつも以上に楽しく、興味を持って観ていました。

ハスカップジャムのお菓子は好きでしたが、ハスカップについては知らないことが多く、番組内で紹介された内容も含めて、改めてハスカップについて調べてみました。

番組で紹介された場所

番組で紹介された場所は、衛星写真で見ると林を長方形に切り開いた敷地があり、そこに低木がきれいに並んでいるのが見えるところでした。
捜索隊が捜索を開始し、その家に到着すると、笑顔で迎えてくれたのは、72歳と68歳のご夫婦でした。

ポツンと一軒家は、妻のお父さんが36年ほど前に建てたもので、今はお父さんも亡くなり暮らしていないとのこと。お二人は、苫小牧市から一時間ほどかけて毎日通い、父から受け継いだハスカップのお世話をしているそうです。
そして、衛生写真にあった低木は、ハスカップの木だったのです。

ハスカップについて

ハスカップは、北海道の特産果実で酸味を活かしてジャムやお菓子に使われます。
青紫色で小指先くらいの大きさの実で、ブルーベリーに似ています。

ハスカップの名前の由来は、アイヌ語の「ハシカプ = 枝の上にたくさんなるもの」からきています。そのハスカップは、もともと、サハリンやシベリアなど寒冷地を源流とする、北方系植物でした。北海道へは、シベリアの渡り鳥によって種子が運ばれたことにより普及されたと言われています。

厚真町や苫小牧市では戦前から、勇払原野での採集が行われハスカップを食す文化がありましたが、栽培が始まったのは昭和50年代からとのことです。

5月~6月頃に筒状の白い花をふたつずつ組みになって咲かせ、この根元に黄緑色の実ができ、のちに青紫色の果実へと成長します。
収穫は7月の2週間程度、一粒一粒手摘みします。

生産は北海道100% 。
厚真町が作付面積日本一、美唄市が生産量日本一です。

ハスカップの品種

番組内で紹介されたハスカップの品種は、自生種ゆうしげ千歳6号、の3種類でした。

  自生種は、酸味が強くジャムに適している。
  ゆうしげは、甘みがあり、生食用として食べる。
  千歳6号は、上2つの中間の味で、ジャムに加工される。

生食用として食べるものは、実が非常にやわらかく潰れやすいため流通に適さないようですが、冷凍の真空パックにして販売するそうです。

ハスカップの栄養素

ハスカップは、不老長寿の果実と言われています。それは、豊富な栄養素があるからです。

ビタミンE  抗酸化作用が高く、体内の活性酸素が細胞膜を酸化させてしまうことを
       防ぐ効果があります。ビタミンEの多さが不老長寿と言われる所以です。

ビタミンC  力を失ったビタミンEを元通りにしてくれます。
       ビタミンEと一緒にビタミンCをとることによって、効率よく抗酸化作用を高め、
       若々しく健康な身体へと導いてくれるそうです。

アントシアニン  ポリフェノールの一種。網膜のたんぱく質の再合成を促す効果がある
         とされることから、目の機能改善及び、眼病予防や眼精疲労にも有効と
         言われています。

ハスカップお菓子

一押しは、「よいとまけ」です。
以前の記事にも書きましたが、
「よいとまけ」は、北海道苫小牧市の株式会社「三星」という会社で製造している
北海道銘菓です。(yoitomake.jp)

ロールケーキなのですが、ハスカップジャムが挟んであり、その甘酸っぱい味が大好きです。カステラ部分は、しっかりした固さがあり、少し甘味が強いです。
箱にはこのように書いています。
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  『日本一たべにくいお菓子・・・でも、食べるとうまい』
  1953年の発売以来、半世紀以上も前から作り続けられ、変わらぬ味で愛されています。
  『ハスカップのお菓子屋みつぼし』の看板商品で、苫小牧を代表する銘菓です。
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この説明通りで、変わらぬ味で昔からあるお菓子です。
大好きな洋菓子のひとつです。

もう一つのおすすめは、もりもとさんの「ハスカップジュエリー」です。(haskapp.co.jp)
こちらは、私のサイトに広告を載せています。
もりもとさんの一番人気で、甘酸っぱいハスカップジャムを薄焼きクッキーとバタークリームでサンドし、周りをチョコで縁取ったお菓子です。

ハスカップの日 7月7日

「苫小牧広域農業協同組合 厚真町ハスカップ部会」、「美唄市農業協同組合」、「ハスカップ協会」の連名で制定された記念日です。

2021年4月30日、「ハスカップの日」に正式に認定されました。

花言葉は、二つの花から一つの実をつけることから、「愛の契り」で、
それで、七夕の日になったそうです。

最後に

やわらかくデリケートなハスカップは、なかなか市場に出回らない希少な果実なので、食べたことがない人も多いと思います。
私もジャムでしか食べたことはありません。
今回のテレビ放映で初めて知った方もいることでしょう。
ぜひ、三星さんの「よいとまけ」ともりもとさんの「ハスカップジュエリー」を食べてみてください。
酸味の強いジャムがお好きな方に、超おすすめです。


**<参考資料  もりもとさんのホームページより>

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