小樽、張碓の恵比寿島に飛来する“アオバト”を紹介します。

ごきげんよう。

小樽(私の出身地)からJR函館本線に乗って札幌に向かう途中に張碓というところがあります。海岸沿いに小さな張碓駅があります。   [張碓駅は、2006年に廃止されています]
日本海を左手にして、次の銭函駅からはもう海を見渡せませんので、海の見える最後のところになります。
その張碓海岸を走る線路のすぐ左側に大きな岩があります。
「恵比寿島」と言う岩です。

この「恵比寿島」には、“アオバト”が飛来します。
ハト科に属する鳥で、緑色の美しい羽毛をもつ日本固有の鳥です。
5月初旬に本州以南から飛来し、10月頃まで見られる希少種の夏鳥で、北海道内の生息地は僅かに数か所しかないそうです。
張碓海岸の生息地は、函館本線付近の林の中にあり、数百羽が群をつくり、朝と夕方に恵比寿島に舞い降り、海水を飲むそうです。

”アオバト”が海水を飲む習性があることを発見したのは、小樽市在住の鳥類研究家だと言われています。
“アオバト”は、小樽市の鳥にも指定されています。
また、恵比寿島は鳥獣保護地区により立ち入り禁止になっています。

だんな様がスマフォのニュースを見ていた時、「小樽にアオバトがいるの?」と言いました。
私「アオバト???知らない、なに? 」
だんな様「緑色のハトで、小樽にもいるって書いてあるよ」

その記事の内容はこれです。

「グレーだけだと思ったら、大間違い?緑や赤など実はカラフルで奇妙な鳩の姿を愛でる」
体調33㎝ほどの緑色のアオバトは、日本、中国、台湾に生息するハトです。
日本では本州、四国、九州では留鳥として、北日本は夏鳥、沖縄では時々見ることができます。森林などに生息します。
オスはブドウ色の翼を持っています。背のあたりはオリーブ色、胸の辺りは明るい緑黄色と説明されていることが多いです。
ミネラルを求めて春から秋にかけて海の岩場や、温泉などに飛来し海水や温泉水を飲むことでミネラルを摂取します。
大磯・照ケ埼が飛来地として有名ですが、北海道の小樽市、その他群馬の上野村などでも見ることができます。
<ネットニュースの抜粋>

”アオバト”の写真です。

アオバトを調べてみると、最初に書きましたが、小樽の張碓の恵比寿島に飛来するとのこと。
それで思い出しました。
張碓海岸に大きい岩があり、海岸線を走る列車の中から見ることが出来ます。
そこに珍しい鳥が来るということを。
思い出しましたが、その鳥の名前が“アオバト”というのは忘れていました。
それと、小樽市の鳥に指定されていることも忘れていたというより、知りませんでした。

小樽に帰る時、札幌から列車に乗り、銭函駅をすぎると日本海を見渡せる海岸線を走り始めます。
次の駅が張碓駅ですが、駅に着く前に右側に大きな岩が見えます。それが恵比寿島です。
列車では、座れる時は意識して海側に座ります。
海が見えると小樽はもうすぐだと思い、ほっとする気持ちやわくわくする気持ちなど、その時々のいろいろなことを思っていました。

恵比寿島の岩は、もっと昔、札幌の専門学校に通っていた時によく見ていたように思います。
小樽を出ると列車はまもなく海岸線を走ります。
海側の席に座り、今日の海はどんな様子かな、どんな色をしているかな、波はあるかな、など、海を見ていることが多かったです。
そして、張碓駅をすぎた後、もうすぐ岩が見えると思いながら外の景色を見ていました。
岩が見えた後は、銭函駅から海は見えなくなりますので、外はあまり見ず、本を読んだりしていました。

そんな昔を思いだしたのでした。

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