指の第一関節が変形する「ヘバーデン結節」って知っていますか?

朝の番組、羽鳥さんのモーニングショーで、「ヘバーデン結節」のことが取り上げられていました。

「ヘバーデン結節」って知っていますか。

私の手は、「ヘバーデン結節」なのです。

40代の頃(今から25年ほど前)、右手の小指の第一関節が大きくごっつくなっていました。
その時は、突き指の後遺症かなと思っていました。
赤く腫れあがっていて、硬いものにぶつかったりすると痛みがありました。
でも、日常生活に困ることはなく、痛いと思うこともほんとに時々でしたので、そのまま放置していました。
気が付くと小指だけではなく、薬指や人差し指の第一関節も大きくなっていて、赤く腫れていました。
小指の時と同じく硬いものにぶつかったりすると痛みがありました。
それでも、老化でこうなることもあると聞いたことがある気もするし、歳のせいかなと病院にはいきませんでした。
最初の小指の第一関節は、太くなったままでしたが、そのうち腫れることはなくなり、痛みもなくなりました。
関節の炎症が治まり固まった感じがしました。
たぶん、他の指も同じ経過をたどるのだろうなと思いました。

60代頃は、親指以外、指の第一関節は太くなり腫れていることもありましたが、少し赤みが残った状態で落ち着いている感じでした。
場合によっては変形することも知っていましたので、指の形を気にしていましたが、関節が太くなっただけで、指は真っすぐなままでした。
ただ、一番最後(たぶん)に腫れていた第一関節が、右手の人差し指なのですが、左側に曲がってきていました。
曲がったまま固まっては困るかなと、時々テーピングで固定しています。
真っすぐを維持できるといいのですが、、、、。

その他、できなくなったことは、グーの形で手をにぎれなくなりました。
第一関節がしっかり曲がりきらないので、中途半端なグーにしかなりません。
タオルを絞ることはできますので、不便なことはありません。

私が指の関節の炎症が「ヘバーデン結節」というものだと知ったのは、60代になってからでした。
職場の方のお姉さんが指の関節が痛いので整形外科に行ったら、そう言われたということを聞き、私の指の関節も同じではないかと思いました。ネットでいろいろ調べてみました。
それで私の指の関節の腫れは「ヘバーデン結節」という名前がついているんだということがわかったのです。

「ヘバーデン結節」とは、
変形性関節症の中で指の関節に腫れや変形が生じる疾患です。

症状が第一関節に出るのは、「ヘバーデン結節」、
第二関節に出るのは「ブシャール結節」、
親指の付け根あたりに出るのは、「母指CM関節症」といいます。
いずれも軟骨がすり減るなどして痛みが生じ、進行するとモノがつかみにくくなる場合もあります。
痛みのために強く握ることが困難になります。

原因は不明です。
一般に40歳代以降の女性に多く発生します。
更年期になり、滑膜のエストロゲン受容体にくっつくエストロゲンの量が減ると、滑膜は炎症を起こし痛みにつながり、スムーズに動きにくくなり、こわばりが発生しやすくなるのです。

この炎症の持続が関節の変形につながりますので、炎症の沈静化が治療・変形の予防に重要となります。
手をよく使う人にはなりやすい傾向があります。
関節リウマチとは異なります。
自然に痛みが治まることが多いとされている。

治療としては、局所の安静や投薬、局所のテーピングなどもあります。
急性期では少量の関節内ステロイド注射なども有効です。
整形外科にかかっても「放っておけば治る」と言われることが多いようですが、症状が落ち着くまでの期間は、誰にもわかりません。1~2年の方もいれば、もっと長い方もいます。

番組では、キャシー中島さんがゲストで出演していました。
キャシー中島さんは、タレントでキルト作家です。
キルトの世界では有名な方です。旦那さんは俳優の勝野洋さんです。

番組内では発症した時の話などしてくださいましたが、ネットに同じ内容が記事になっていましたのでそちらを引用しますと、

<ネットより引用>
最初に異変に気付いたのは45歳頃です。右手小指の第1関節が赤く腫れ、何かに当たるとすごく痛い。でもキルトを縫うときは痛まなかったので放っていました。

2年くらいたつと、右手人さし指の第1関節がコブのように赤く腫れ、痛みをやわらげようと、なでるのが癖になっていました。
私の母も指先の痛みがあり「リウマチ」と言っていたので、私も同じかな?と人間ドックで検査しましたが、リウマチではないとの診断でした。そのうち他の指も痛くなってきた頃、キルト教室の生徒さんの一人が「ヘバーデン結節かもしれないから病院に行った方がいいですよ」と教えてくれました。

症状が出て10数年たった57歳の頃、初めて整形外科で診察してもらったのです。
医師からは「ヘバーデン結節です。老化現象ですね」と言われました。
「40代で痛みが出たのに老化?」と聞くと「そういう人もいます」と。

治す方法はなく、痛み止めを飲むのと湿布を貼るくらいで、手術方法もないと。これからどうしようと思いました。

まさに、私と同じ経過をたどっていました。

【キャシーさん流】ヘバーデン結節と無理なく付き合うコツ
というのもネットの記事に書いてあり、それが次の3つです。
・ものすごい痛みであることを伝え続ける
・できないことは我慢せずに協力してもらう
・痛みがなくても、指反らし体操は続ける

私は、結局、最後まで診察は受けませんでしたが、いろいろな説明を読んでも老化であると書いてありました。
痛みが継続することはなく、パソコン操作も問題ありませんでしたし、日常生活に困ることがなかったので、ずっと経過観察で今に至っています。

ひとつだけ、これは無理だわ、ということがありました。
昨年、甥っ子の結婚式に参列したのですが、ひさしぶりに指輪をしようと思いましたら、関節が太くなってしまったので指輪が指にはいりませんでした。
左手の薬指の関節は、見た目にはそれほど太くなっていないのですが、それでも入らなく、びっくりもしましたが、とてもショックでした。

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