小樽に大雪のニュース

ごきげんよう

朝夕の気温がぐっと低くなっていて、北海道の雪のニュースも聞くようになりました。
小樽市も11月23日(火)に気温4℃で雪になり、土曜日まで降っていたようです。
また、12月18日は記録的な大雪になり、24時間降雪量53cmを記録し、これは、観測史上最高とのニュースが流れていました。

ん???それは本当ですか?
私がまだ小樽市に住んでいた時、朝起きたらすごい雪が積もっていて、交通がストップして一日中すごいことになった日がありました。その時の積雪は腰までありました。
腰まであったということは、53cmより多いと思うのです、、、、。
絶対多かったです。どういうことでしょう。
ということで調べてみました。

やはり、私の記憶は正しかったです。
18日の積雪量の記録は、1999年の統計開始以来の最大値でした。
私の覚えているすごく雪の降った日は、ちょうど所沢市に引っ越しした年の1月9日のこと。
それは、1996年で1999年より前のことでした。
その日の情報がないかとさらに調べましたら、ラニーニャ現象についての記事の中にその時のことが書いてありました。

日本気象協会 北海道支社  岡本 肇
2020年11月24日19:33

北海道で大雪記録のあの年 実はラニーニャだった?
ラニーニャ現象発生時、本州では寒冬傾向があると言われますが、北海道ではその傾向はありません。では、雪が多くならないかというとそうでもなく、札幌や函館、そして道内での大雪の記録が生まれた年にはラニーニャ現象が発生していたのです。

前回は函館で降雪量史上1位! 道内の積雪記録も更新!
前回、ラニーニャ現象が発生した2017~2018年にかけての冬は、函館で寒候年(前年8月~当年7月)の降雪量が統計史上初めて500センチを超え、雪の捨て場にも困るような大雪となりました。また、上川地方の幌加内では積雪が2月25日に324センチに達し、北海道全体での記録を更新しました。 しかし、函館では降雪量が平年よりかなり多くなりましたが、その他は全般にほぼ平年並みで、札幌では平年よりかなり少なくなりました。北海道全体で雪が多かったわけではなく、局地的な大雪となった年でした。

札幌でもラニーニャの冬の大雪は他人事ではありません。札幌の寒候年の合計降雪量が最も多かったのは1996寒候年(1995年8月から1996年7月にかけて)の680センチですが、実はこの時も、ラニーニャ現象が発生していたのです。この冬の北海道では、96年1月に低気圧が非常に発達しながら北海道付近を通過した影響で記録的な大雪や暴風雪となり、8日、9日の2日間で札幌では59センチ、小樽では89センチの降雪を観測。9日には札幌市や小樽市などの道央圏で交通網がマヒし、自衛隊へ災害派遣要請を行ったほどでした。
(以下 省略)(天気トピックス より)

別の記事にも、「一日で80cm以上の降雪は、小樽測候所の記録で、1954年1月以来、42年ぶりの記録を更新した」とありました。
この日は、小樽駅前の国道5号は夜中から夕方の5時頃まで通行止めになりました。
また、ゴミ収集ができなかったり、配達業務の遅れ、スーパーなどは社員が出社できず臨時休業したところもありました。

あの日(1996年1月9日)の朝は、腰まで積もった雪を眺めながら、雪よけはどうしようかと思いました。
雪の降った日は、いつも車を車庫から出せるように広い範囲を雪よけします。
でも、今は、それをやっている時間も必要性もないと判断し、取り敢えず玄関先の雪よけをして、いつも通りに朝の支度をしました。
会社までは歩いて15分ほどのところに住んでいましたので、まずは遅刻しないで職場に行こうと思いました。
長靴を履いて、スキーウェアを着て、完全装備で家を出ました。
家は街の中心部にあり、職場までの国道や大通りには除雪車が入っていましたが、歩道は雪よけされていないところがほとんどで、足跡を頼りに一歩一歩雪を踏んで歩きました。
他の職員は、交通手段はストップしていましたし、車で来るのも無理な状況で、歩いて来られる範囲の人がなんとか職場まで来ました。
その日の仕事は通常業務はできず、豪雪による緊急事態対応を一日やっていました。

朝、玄関のドアを開けた時の一面の雪は今も覚えています。
一面の雪は冬になると珍しくない光景ですが、その日は雪の表面が妙に近くに見える不思議な感じがしました。それに、目に入る真っ白の範囲がとても広く、別世界にでも行ったような、そんな感じでした。

昨日(27日)も、日本海側を中心に北陸から北日本で大雪に警戒のニュースが流れていましたが、今年は北海道の雪のニュースが多いのか、記憶にある大雪を思い出したのでした。

タイトルとURLをコピーしました