ごきげんよう。
今年は、高校を卒業して50周年の年でした。
それを知らせてくれたのは、一枚の往復ハガキでした。
7月に「小樽潮陵高等学校67期 卒業50周年を祝う会」を開催するという案内が届いたのです。
50年経ったんだと、自分の年齢から逆算して、「確かに」と思いました。
祝う会の会場はもちろん小樽です。
<案内文>
本格的な暑さに向かう頃となりましたが、同期生の皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は私たち67期が潮陵高校を卒業して50周年の年になります。
この節目にあたり、同期生が集い、お互いの歩みを振り返るとともに、50周年を迎えることができたことを祝い、祝う会を、下記のとおり催したいと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。
実行委員会
祝う会は10月です。
内容は、
1.母校探訪ツアー
10月22日(日)
13:00~14:00 潮陵記念館ツアー
2.祝宴
10月22日(日)
18:00~20:00 ニュー三幸にて
往復ハガキのお返事は8月末日までということでしたので、出席しようかどうしようかゆっくり考えましたが、迷った末、参加しないことにしました。
ハガキには、専用ホームページを開設したという案内もあり、会の詳細や参加状況、当日の写真等を掲載予定とありました。
小樽に行くのは久しぶりなのですが、8月の札幌での甥っ子の結婚式で、兄や姉やその他の甥っ子たちとも会えますし、高校の同期生と懐かしさに浸るのはホームページで満足できるのかな、と思いました。
それと、20年ほど前の同期会には、埼玉から出席したしなあという思いもありました。
祝う会が終わった次の週、
ホームページを覗いて見ると、写真がアップされていました。
「どれどれ、懐かしい顔があるかな」とワクワクしながらみたのですが、
母校探訪ツアーの方は、
マスクをしている人が多く、全然名前が出てきませんでした。
マスクをしていない人も「誰だったかしら?」という感じでした。
同じクラスの人なら分かるのではないかと思ったのですが、でも、分からない。
宴会の方は、
集合写真やクラスごとの記念写真もあり、
出席者の名前を確認して、再度、写真に戻り、やっと数名の人が確認できました。
顔と名前が一致して、やっと懐かしいという思いになりました。
そんなものでしょうかね。
集合写真、スナップ写真など、かなりの枚数がアップされていて、懐かしく、楽しく拝見しました。
10年ごとくらいに開催している同期会です。
10年後?、次回の開催はあるのかなと思ったのでした。
余談ですが、私物語です。
過去に埼玉から出席した時は、気になっていた男性(N君)が出席すると知り、久しぶりに会いたいという思いから出席をしました。
祝賀会場では席が近くありませんでしたので、挨拶と二言三言言葉を交わしただけでした。
2次会でおしゃべりができるかなと思っていましたが、N君は2次会に顔を出しましたがすぐ帰ってしまい、結局おしゃべりはできませんでした。
こちらから積極的に声をかければよかったなあと思いましたが、後の祭りです。
N君は、小学生から知っている男友達で、N君の家に遊びに行ったりしていました。
高校時代は、他の友達もいっしょにハイキングに行ったりしたこともありましたが、時々遊ぶ友達で、いつもいっしょにワイワイしていたわけではなく、幼なじみの知り合いというような少し距離のある不思議な関係でした。
高校を卒業し、N君は大阪大学に行き小樽を離れてしまいました。
私が就職した時、出張で大阪に行くことがあり、大阪にいるN君と会いました。
N君はまだ学生でした。
二人っきりで会ったわけですが、相手との距離が妙に遠くて、ぎこちない気持ちとスッキリしないもやもやする空気感を感じました。
気になる存在で心の片すみにいつもいる存在だったはずなのですが、私は年齢とともにN君との距離がどんどん遠くなっていたようです。
その時に気持ちと現実の違いに驚いていた自分がいたことを思い出しました。
それでも、気になる気持ちは消えることなくN君が出席すると聞いてわざわざ埼玉から同期会に出席しましたし、今回もN君は出席するのかと気になっている自分がいました。
この気持ちをなんと表現したらよいのか。
「ほろ苦い気持ち」は嫌な気持ちになる過去なので少し違います。
気になる存在とは、「淡い恋心」?、でもそれとも違います。
うぬぼれているだけなのかもしれません。
解決していない気持ちがあるので気になるのかもしれません。
そのため、思い出にしたいのにできないでいるのかな、なんて思ったりしたのでした。