ごきげんよう。
いつも行くスーパーでプチ北海道展をやっていました。
私の好きな「よいとまけ」というお菓子が売っていましたので買ってきました。
「よいとまけ」は、北海道苫小牧市の株式会社「三星」という会社で製造している北海道銘菓です。
ロールケーキなのですが、ハスカップジャムが挟んであり、その甘酸っぱい味が大好きです。カステラ部分は、しっかりした固さがあり、少し甘味が強いです。
箱にはこのように書いています。
『日本一たべにくいお菓子・・・でも、食べるとうまい』
1953年の発売以来、半世紀以上も前から作り続けられ、変わらぬ味で愛されています。
『ハスカップのお菓子屋みつぼし』の看板商品で、苫小牧を代表する銘菓です。
この説明通りで、変わらぬ味で昔からあるお菓子です。
また、「表面のオブラートはそのままお召し上がりいただけます。」とも書いてあり、中袋のビニール袋にも「表面に巻いてあるオブラートは、そのままお召し上がりいただけます。」と書かれています。
オブラートを使用しているのは珍しいと思いますし、
このことが、「日本一たべにくいお菓子」と言う理由にもなっています。
お菓子の説明が長くなりましたが、
夕食の後、このお菓子を食べようとビニール袋から出しました。
一切れサイズに切れていますし、プラスチックのトレイに載っていますので、袋から引っ張り出すだけでよいのですが、表面のオブラートとジャムが若干ベトベトしていて袋にくっついてしまい、スムーズに出てきてくれません。
お皿に載せても、ベタベタしているのは変わりません。
ですので、食べやすいようにもう半分に切ったのですが、オブラート部分がうまく切れませんでした。
それ以上何かするとグチャグチャになりそうでしたので、だんな様にこう言いました。
私 「オブラートにつつまさってるから、気を付けて食べてね」
だんな様「・・・・つつまさってる って言うんだ・・北海道弁かな」
私 「えッ~。あら?、びっくり? そうね。北海道弁かな、そうかもしれない。
口からスル~と出てきちゃいました」
自分でもびっくり。
しばらく使ったことがない言葉でしたが、自然に口から出てきました。
びっくりしすぎて笑うしかありませんでした。
確かに、小樽では使っていたと思いますが、埼玉県に来てから使ったことがあったかどうかは覚えていません。
だんな様は、始めて聞いたんじゃないかな~、とのこと。
つつまさっている → つつまれている
調べてみると、
その他には、「書かさる」「送らさる」「押ささる」
いろいろな場面で使える「~さる」という言葉でした。
今までも使っていたような気もするのですが、、、、。
今回のように、だんな様に不思議がられたことはないので、使ったことがないかもしれませんが、、、わかりません。
この、「~さる」というは、「~しちゃった」ということで、自分の小さなミスの結果何かが起きてしまったけど、自然発生的であることを強調するための方言です。
たとえば、「書かさる」とは、ペンを持ってぼんやりしていたら、シュッと一本線を書いてしまった。そんな時、「書かさっちゃった」と言います。「書こうと思って書いたわけではない」という気持ちを弁解しています。
今回は、ケーキにナイフを入れたのですが、ジャムやオブラートがナイフについてしまい上手に切れなかったことを弁解したい気持ちがあったため、「つつまさっている」という方言を使ってしまったようです。
でも、「書かさっちゃった」「送らさっちゃった」「押ささっちゃった」とか、
可愛いいですよね。
また、使ってみようと思ったのでした。