方言 北海道弁 「なまずし(生寿司)」が通じなかった

ごきげんよう。

ある日の会話:
出かける用事があり、夕方にはかえってくる予定。

私 「今日は、スーパーで「なまずし」(生寿司)が特売日なので、帰りに買ってくるね。
    夕食は「なまずし」(生寿司)よ。」

だんな様「「なまずし」? えっ?」

私「うん、「なまずし」(生寿司)・・・あっ・・にぎりです。」

だんな様「「なまずし」は通じません。なに?、、北海道弁じゃないの?」

私「え~~~、うそ!ほんと! 今までも言ってたでしょう」

だんな様「言ってたかもしれない。聞き返えしてたかなあ。
      その時のシチュエーションで通じていのかも。
      でも今みたいに、突然言われたらわかりませ~ん」

と、言われてしまいました。

北海道弁ということに納得がいかず、さっそく調べてみたところ、なんと、その通りでした。

北海道では、「生寿司」を「なまずし」と読み、握り寿司のことを言いますが、
これっていわゆる方言なんですよ。
新潟県・山形県・秋田県など東日本の一部の地域でもこの使い方をしているようですが、
北海道は、全道的に「なまずし(生寿司)」です。
本来、「生寿司」とは「きずし」と読み、鯖(サバ)などの青魚を塩締めしたものを指すようです。
寿司という呼び名が付いていますが、飯無しの切り身で食べるのが普通のようです。

北海道に住んでいると、生寿司=なまずし=握り寿司 なのですけど、
本来は、生寿司=きずし=鯖(青魚)の塩締め、ということです。   [ネットより]

「なまずし」が通じないことを、私は今知りました。
現在、70歳近い私ですが、北海道から埼玉県に移住して25年間、思い返してみると、私の口から「なまずし」を発したのは、だんな様といる時がほとんどで、それ以外では口にしていなかったかもしれません。
いっしょにいる誰かが「にぎり」というと、そのまま私も「にぎり」と言っていたと思いますし、
もし、「なまずし」という言葉を発していたとしても、だんな様が言うように、相手が「え?」と思っても「すし」と言っているので通じていたのだと思います。

「知らぬは、私、ばかりかな」 です。

まだ、あるんだろうな、北海道弁、と思ったのでした。

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北海道弁については、以前6回にわたり記事にしています。
その記事を記します。

1.2022.04.28 北海道弁 使いたいけど使わない、でも使ってる 

2.2022.05.03 北海道弁 「つつまさってる」 思わず口から出てきました

3.2022.05.09 北海道弁 「目がいずい」が通じなかった

4.2022.05.17 北海道弁 今はだんな様も使ってる「お米をうるかす」

5.2022.06.08 北海道弁 なまっているようです

6.2022.06.08 北海道弁 その他いろいろ

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