素数は不思議なものです

ごきげんよう

仕事で通勤している時は、いつもラジオでNACK5(FM埼玉)を聞いていました。
コマーシャルもいろいろ流れてきますが、その中で頭に残ったものの一つに富士住建のCMがあります。

先生と生徒の会話みたいなのですが、
   先生「113って何の数字じゃ」
   生徒「113は1とその数でしか割ることのできない30番目の素数です」
   先生「違う。113は富士住建の品質管理チェックの項目数じゃ」
このCMの素数という言葉に引っ掛かりました。

素数は、数学の世界では当たり前に出てくる言葉ですが、普段の生活に登場するものではないので、CMに使用されることに違和感を感じました。また、私にとっては忘れていた言葉でしたし、聞くたびになぜかわくわくして子供の頃は数学が好きだったなあと思い出しました。

そのCMもラジオから聞こえてこなくなり、また忘れかけていた時に、TBSドラマの「危険なビーナス」で素数が登場したのです。
主演は妻夫木聡さん(手島伯朗)、吉高由里子さん(矢神楓)です。
手島伯朗さんのお父さんの一清さんが、「寛恕の網」という作品を描くのですが、これが素数の分布を図形化した「ウラムの螺旋(らせん)」の表現方法を変えた絵なのだそうです。この作品を探していた数学者の兼岩憲三さん(小日向文世さん)のセリフに
「一清さんが描いたものは完璧な法則性を持っていた。それは、素数の分布に法則性があることであり、人類にとって画期的な発見なんだ」とあり、価値あるものとして殺人事件にも関係してしまうのです。

ドラマでは、最終回に登場者のセリフの中でサラッと語られてしまうだけでしたが、私の頭にはしっかりインプットされて、後からネットでゆっくり情報収集しました。

収集した情報の説明はとっても難しいですが、素数は興味深いもので、「へ~そうなんですか」といっぱい思ったのでした。

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