映画「ベスト・キッド」を観ました

ごきげんよう

テレビで「ベスト・キッド」という映画を観ました。

この映画のタイトルに聞き覚えがあり、TVドラマの中で聞いたものと同じものだと思いましたので観ることにしました。
TVドラマは冬ドラマの“オー!マイ・ボス!恋は別冊で”です。
編集員の中沢さん(間宮祥太朗さん)が主人公の奈未さん(上白石萌音さん)の社内報の記事作成を手伝っている時の会話の中に出てきたのです。

奈未「地味なんですね」
中沢「それが大事。雑誌の仕事はクリエイティブって言うけど、華やかなのは2、3割。残りはほとんどが事務作業なんだよ。インタビューにしても、写真撮影の準備にしてもすべて事務作業。地味な作業に本質がある。ベスト・キッドという映画を知っているか。」

というセリフでこの後、映画の説明があります。ダニエルという少年が空手をやりたくて師匠のところに行くけれど、来る日も来る日も雑用ばかりさせられる。ついにダニエルは師匠に、空手はいつになったら教えてくれるのかと怒ります。でも、今までやってきたことが身体の動きと身体作りに必要なものだった。地味な作業に本質があるとのこと。

で、映画を観たのですが、少年はダニエルではなく、ドレ。
空手ではなくカンフーでした。
何がどうなっているのかとネットを調べたところ、テレビで放映されていたのはジャッキー・チェンがカンフーの師匠で出演するリメイク版でした。

TVドラマで紹介されたのは、
「ベスト・キッド(ザ・カラテ・キッド)」1984年に制作されたアメリカ映画
キャスト:ダニエル・ラルーソー少年(ラルフ・マッチオ)
     ミヤギ師匠、マンションの管理人(ノリユキ・パット・モリタ)

今回私が観た映画は、
「ベスト・キッド」リメイク版、2010年に制作されたアメリカ・中国合作映画
キャスト:ドレ少年(ジェイデン・スミス)
     ハン師匠、マンションの管理人(ジャッキー・チェン)

ストーリーは、ほとんど同じです。
ドレ少年はいじめっ子を負かしたくて管理人のハンにカンフーを習うのですが、毎日毎日やることは、ジャケットを脱いで、落として、拾って、掛けて、取って、着て、脱いで、落として、拾って、掛けて、取って、着て、脱いで、、、、、の繰り返し。
少年はついに怒りだします。カンフーはあらゆる動きがある、今までの動きの一つ一つを強く、強くと言いながら、やっと師匠が相手をします。もう、カンフーの動きが出来ていました。
その他、印象に残ったのが、“気”を使うことの教えにドレ少年がスターウォーズのフォースと同じだねと言います。また、ドレ少年が動かないでいることだね、と言うと師匠からは動かないのとは違う、穏やかにだ、と言います。なるほどです。

ジャッキー・チェンは、過去の悲しみを背負っている落ちぶれた役でしたが、時々見せる格好よさは必見です。
少年の演技がよかったです。カンフーは初心者ですが、ダンスができる、身体が柔らかい、敏捷性も抜群、彼女とのキュンキュンシーンもよかったです。

最後、師匠の言葉、「君は教えてくれたことがある。どん底に落ちた時、這い上がるか、上がらないかは自分次第なのだということ。」きっと過去の悲しみ、苦しみから抜け出せるのかなと思わせるセリフでした。

満足度の高い映画でした。

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