「身体の硬さが招く意外な不調」があるという。それは何?疲れ、血流・呼吸に影響。「ゲンキの時間」に学ぶ。

ごきげんよう

日曜日の朝に「ゲンキの時間」(TBS 7:00~)という番組があります。
毎回、いろいろなテーマで病気や健康について、問題点と改善方法を紹介してくれる番組です。
メインのMCは石丸幹二さん、サブのMCは坂下千里子さんです。

1月22日の「ゲンキの時間」のテーマは、「身体の硬さが招く意外な不調」でした。
今回のドクターは北里大学大学院 医療系研究科長 教授 整形外科医 高平 尚伸 先生。

「特に困っていないからと“身体の硬さ”を放置していませんか?実は、身体が硬いと健康面でさまざまなデメリットがある」 が、テーマで
始めに柔軟性のチェックを行い、身体の硬さのデメリットの説明があり、最後にストレッチを紹介してくださいました。

私の身体は、凄く硬いわけではありません。
前屈などは手の平を床につけることができますし、腕も真っすぐ上に上げ、肘の内側を耳につけられます。
問題点は、部分的に硬いこと。
そして、筋肉がすぐ硬くなるということです。
苦手なポーズは開脚で、骨盤周りは普通の人より非常に硬いと思います。

番組では、「筋肉は使う事によって柔軟性を保っています。そのため、日常的に動かさないと筋肉が萎縮して硬くなり、関節の可動域も狭くなってしまう」との説明がありましたが、その通りと思いますし、私の身体がこのことを立証していると思いました。
そんな私ですので、このテーマは、私に関係する内容だと思いました。

まず始めに柔軟性をチェックする内容が3つありました。
<チェック(1)かかとを地面につけたまましゃがむ>
<チェック(2)立ったまま靴下を履く>
<チェック(3)トレーナーを脱ぐ>
方法と結果について、次に記します。

<チェック(1)かかとを地面につけたまましゃがむ>
≪方法≫
▼両足は揃えて手は後ろに組む
▼そのままかかとをつけてしゃがむ
(※行う場合は、転倒などにご注意ください)
≪結果≫
これができない場合は、足首を動かすふくらはぎの筋肉「腓腹筋(ひふくきん)」が硬くなっているそうです。そのため、足首が思うように曲がらずしゃがむ事ができないのだとか。腓腹筋が硬くなると、血流が悪くなってむくみやすくなります。また、腓腹筋はひざに繋がっているので、ひざ痛の原因にもなってしまうそうです。

<(2)立ったまま靴下を履く>
≪方法≫
▼立った状態で靴下を履く
(※行う場合は、転倒などにご注意ください)
≪結果≫
スムーズにできない場合は、腸腰筋が硬くなっている可能性があるそうです。腸腰筋は上半身と下半身を繋ぐ筋肉で、歩行など脚を前に出す動作の時に重要な役割を果たしています。腸腰筋が硬くなると、歩幅が狭くなったり、歩くスピードにも影響が出たりするのだとか。さらに、腸腰筋が硬くなると足が十分に上がらないので転倒のリスクにもつながってしまうそうです。

<(3)トレーナーを脱ぐ>
≪方法≫
▼袖から手を抜いてトレーナーを脱ぐ
≪結果≫
スムーズにできない場合は、肩甲骨周りの筋肉や肩関節が硬くなっている可能性があります。筋肉が硬くなると中を通る血管を圧迫し血流が悪くなるので、肩こりや腰痛の原因にもなってしまうそうです。

私は、チェック(1)の「かかとを地面につけたまましゃがむ」は、結構前からできません。
過去のテレビ番組でも、これができないのは老化現象だと説明していたのを思い出しますが、しゃがんでいる途中からうしろにひっくりかえってしまいます。
足首の関節が硬いからかなと思っていました。
ところが、今回、できないと思ってこのチェックをしてみたところ、足を八の字にした状態ならかかとを地面から離さずしゃがめました。
やっと、なんとかできるという感じですが、今までできなかった体制ができたので、自分でもびっくりでした。
去年の秋よりリンパマッサージを行っていますが、足のむくみが解消されたことを感じていて、その効果により腓腹筋が少し柔らかくなり、できるようになったのではないかと思います。
現状では、”できます”とは、言い難いですが、私としては、変な体制ですが、しゃがめることに驚き、とてもうれしい限りです。

チェック(2)の「立ったまま靴下を履く」は、できる時とできない時があります。
意識して、お腹に力を入れてやるとできるのですが、そうしないとふらついてしまいます。結果説明にあるように、腰回りの筋肉が固まっているからだと思うのですが、そういう時は足も上がりませんし、当然靴下は履けません。

チェック(3)の「トレーナーを脱ぐ」は、まったく問題なくできます。

分かっていたことですが、今回のチェックからも、私の問題は下半身だということです。

そして、身体が硬いことによるデメリットですが、
次のような説明がありました。

身体が硬い事によるデメリット
・転倒リスク上昇
先生によると身体が硬いと足が上がりにくくなったり、歩幅が狭くなったりするため転倒リスクが上昇するのだとか。特に高齢者の転倒や骨折は寝たきりにつながる事もあるので注意が必要だそうです。

・肩こり・腰痛・冷え・むくみなどの不調
身体が硬いと血液循環が悪くなるので肩こり・腰痛・冷え・むくみなどの不調につながるそうです。

・さまざまな病気のリスク上昇
身体の硬さと血管の硬さについて調査したところ、60歳以上の世代では身体の硬い人は血管も硬く、身体が柔らかい人に比べて血管年齢も10歳ほど高いという結果が出たのだとか。血管が硬いと血圧も高くなりやすいため、脳梗塞や心筋梗塞などさまざまな病気のリスクが上昇するそうです。

・疲れやすい
身体が硬いと本来使う筋肉とは別の筋肉を使うので、筋肉が必要以上に使われ疲れやすくなってしまうそうです。また、デスクワークなど同じ姿勢で長時間いると、姿勢が崩れて肋骨の間が狭くなり筋肉が硬くなってしまいます。すると、深い呼吸がしにくくなるため、疲れやすくなったり、睡眠の質に影響が出たりする可能性もあるそうです。

そして、最後に健康効果抜群「万能ストレッチ」です。

先生オリジナル!健康効果抜群「万能ストレッチ」CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』
このストレッチは、お部屋の隅を使い3段階に分けて行います。
(※無理をしないように 治療中の方は主治医の指示に従ってください)

<万能ストレッチ(1)>
▼壁の角の部分の正面に立ち 左右の壁に両手をつく
▼両手のひじを伸ばして片脚を前に出しひざを曲げて腰を落とす
▼顔を上げて できるだけ上を見ながら20秒キープする
身体の前側の筋肉に効果があり、腸腰筋を伸ばす効果が期待できるそうです。

<万能ストレッチ(2)>
▼壁の角の部分の正面に立ち 左右の壁に両手をつく
▼両手のひじを曲げて片脚を前に出す
▼両手より顔が前に出るように 身体を壁に近づけて20秒キープする
かかとをつける事で足首やふくらはぎの腓腹筋に効果的だそうです。

<万能ストレッチ(3)>
▼壁の角の部分の正面に立ち 左右の壁に両手をつく
▼両手のひじを伸ばして 片脚を前に出しつま先を上げる
▼頭を下げて おへそを覗きこむようにし両方のひざを伸ばして20秒キープする
※手の位置によってストレッチされる肩甲骨周りの筋肉は変わります
身体の後ろ側が伸ばされ、肩甲骨周りの筋肉にも効果的だそうです。

<スキマ時間を利用して1日3セット行いましょう>
ストレッチは、一通り終えたら反対側の脚に入れ替えて最初からもう一度行います。これを1セットとして1日3セット行なってください。ストレッチを行うのは、どの時間帯でもOK!スキマ時間や長時間同じ姿勢が続いた時に行うのがオススメだそうです。

お部屋の壁の角の部分を使い3段階に分けて行うストレッチが紹介されました。
文字だけの説明ですと、ポーズをイメージするのが難しいのですが、
片脚を前に出しひざを曲げて腰を落としたりするストレッチは、
下半身のストレッチとしてよく見るポーズです。
やはりこのポーズのストレッチがよいのだと思いました。

ですが、部屋に壁の角の部分が意外とないのです。角も隅も、何かが置かれていて、ストレッチができそうなところがないのです。
しかたがないので、平らな壁に手をついてもいいのかなと思いそれでやってみました。

腸腰筋を伸ばす効果、足首やふくらはぎの腓腹筋に効果、肩甲骨周りの筋肉に効果。
それぞれの効果を期待できるように意識してやってみるとよいようです。
(1)、(2)、(3)ともにやると気持ちがよいのが分かります。
ただ、私は、開脚や前後に開くというポーズは、無理にならない程度でもすぐ足が痛くなるので要注意です。

前に、「足が痛い」の記事を書きましたが、その時(一年以上前)から実践しているのは、朝散歩と筋肉をほぐす程度の運動です。
半年ほど前から、リンパマッサージと昼散歩も追加しています。
現在は、調子がよいです。
今回のストレッチも軽めに実行してみようと思います。

「継続は力なり」を信じて、日々、コツコツと身体を動かすことにしようと思ったのでした。

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