本の概要:
タイトル: 木のあるくらしが楽しくなります!
「木ぐらし手帳」

文・写真 岩谷美笛
イラスト 平田美沙子
発行 文一総合出版
紹介文(Contentsの前に):
樹木の世界へようこそ!目の前にある樹木をじっくり見てみませんか?
こんなに身近で何十年もずーっと、動かず生き続けているんですよ。
しかも、いい匂いがしたり、食べられたり、くらしに役立つこともいっぱい。
魅力あふれる樹木とくらす生活、始めてみませんか。
本の内容:
ページ見開きでひとつの樹木について書かれています。
市街地、公園、社寺、河川、山で見られる樹木が、春夏秋冬ごとにまとめられています。
ひとつの樹木について書かれているのは、
・和名と学名 ・花の時期、実の時期、分布
・解説文 ・イラスト ・豆知識 ・料理法 など
その他の内容で興味深いのが、見開きページの片側に書かれている〔knowledge〕〔Try it!〕です。
〔knowledge〕には、
おもに葉や花、実、材に関する詳しい情報や、昆虫や鳥などほかの生き物とのつながりなどを紹介しています。
〔Try it!〕には、
香りや手触りの楽しみ方、一風変わった料理法、クラフトや実験など、その木の使い方・遊び方を紹介しています。
「ソメイヨシノ」のページには、桜の花の塩漬けの作り方が紹介されています。普通は八重桜で作るのですが、ほかの桜でもできるそうです。



文・写真 岩谷美笛さんについて:
木のある生活を楽しんでほしいとこの本を作ったそうです。
樹木をこよなく愛するかた。
調査や診断などの樹木医のかたわら、学校で教えたり、観察会や講演活動で木の魅力を伝え続けています。
ユニークなのは、「木ぐらし」の楽しみ方の一つとして、なんでも食べてみようとすること。
木の実はもちろん、花や葉も独自のレシピで調理し、試作しては家族やいろいろな人に試食してもらうそうです。
イラスト 平田美沙子さんについて:
林野庁で森林官から広報担当まで森に関わる仕事に長年携わってきた「森林業漫画家」です。
本の中では、平田さんのイラストで構成されています。
この本に出合った理由:
ある方からこの本を紹介してもらい、この本を知りました。
ある方とは、イラストを担当している平田美沙子さんのお母さんです。
お母さんは、札幌の専門学校の時の同級生です。
そして、美沙子さんとは、よちよち歩きしていたころに会っています。
そういう繋がりがあり、出会った本です。
感想:
イラストが、とても素敵で、知っている樹木がいくつも載っていて、楽しく読んでいます。
たとえば、
夏の花として好きな「サルスベリ」について
・薄い樹皮が特徴。サルが滑りそう、くすぐったそう、想像をかき立てられる木。
・花は香りがよいが、すぐに香らなくなる。
・葉先はとがらず、ふちにギザギザはない。
・葉が2枚ずつ交互に並ぶ部分がある。
・葉の柄がほとんどない。
・花の話や「剪定こぶ」についても書かれています。
私の住んでいるところで街路樹になっている「ケヤキ」について
・樹皮でパズルができる。種が銘菓ひよ子にそっくり。葉と共に飛んでいく。
・葉はギザギザでペリカンの喉のようなラインを描き、先端が葉先へ向く。
・葉は交互に並ぶ。
・新緑の道管開通についてと、樹形とご先祖の思いについても書かれています。
6月頃見られるアジサイの特に「ガクアジサイ」について。
・「水をくれー」と、わかりやすく葉がしおれる。弱音を吐きつつしぶといタイプ。
・葉は対に並び、ふちははっきりしたギザギザ。
・葉の表面にはテカリがある。
・灯心に利用されていた髄についてと、押し花で素敵なクリアファイルの作り方も書かれています。
「へ~っ」て思うことがいっぱいありました。
樹木としては知らないものも、
〔knowledge〕や〔Try it!〕欄を読むと、面白いことが書かれています。
それから、
今では平田さんのインスタグラムもフォローしていて、たくさんのイラストを見て、癒されています。
ほんとに、いい出会いにありがとうと思ったのでした。
