昔のアルバムを整理していたら「明朝そばと落語の会」のチケットが出てきました—会場は小樽のお蕎麦屋さん「藪半」です

ごきげんよう

断捨離のひとつとしてアルバムを整理していましたら、懐かしいチケットが出てきました。

小樽に住んでいた20代~40代は、どこかへ遊びに行ったり、何かイベントがあると、必ず写真を撮ってアルバムにしていました。
また、その時のチケットやパンフレットもいっしょにそのアルバムに保管していました。

今回は、この懐かしいチケットに関することを書きます。

そのチケットとは、1984年に行われていた「明朝そばと落語の会」のチケットです。


第二回 6月18日(月)
第三回 7月25日(水)
第八回 12月14日(金)
第十三回 10月29日(火)
第十四回 12月17日(火)
5月から毎月一回行われていたようですが、1985年は不定期だったようです。
アルバムにあったのはこの5枚のみでした。

会の内容は、小樽のお蕎麦屋さん「藪半」でお蕎麦を食べながら落語を聞くというものです。
私は、落語よりお蕎麦が食べたくて、楽しみに毎月行っていました。
なぜかと言いますと、毎回、変わり(創作)蕎麦が出てくるのです。
お蕎麦屋さんのメニューにはないもので、覚えているのは桜蕎麦、蕎麦寿司です。
たぶん、茶蕎麦もあったと思います。

落語をしていたのは、小樽在住の明朝さんという落語家の方でしたが、落語のことは全然記憶に残っていなくて、、、ほんと、すみませんという感じです。

この会について、何か思い出そうと思ったのですが、断片的なことしか出てこなく、だめだ~と思い、ネットで調べてみました。

「明朝そばと落語の会」で検索したところ、私が時々覗く「小樽ジャーナル」に下記の記事が載っていました。

2004.11.17 小樽ジャーナル

“そば落”17年ぶりの復活!籔半「そばと落語の会」!

蕎麦屋で一杯やりながら、“今様滑稽はなし”に耳を傾ける。こんな粋な会が、静屋通りにある日本蕎麦店「籔半」で、17日18:30から開かれた。
「明朝そばと落語の会」の17年ぶりの復活で、満員となった店内での通算21回目の“そば落”に、大きな拍手と笑い声が沸き起こっていた。

蕎麦屋「籔半」(稲穂2-19)は、小樽のニシン漁三大網元の1つ、白鳥別邸があったところで、石蔵が残り、内装はかつての豪邸旧金澤邸を移築した、趣のある日本蕎麦店。
同店の開業50周年、観光カリスマとなった現店主の小川原格さんが、店を継いで30周年ということもあって、今回の“そば落”の17年ぶりの復活となった。
石蔵の堂々とした厚い扉を背景にした舞台は、落語には格好の雰囲気を漂わす。演じるのは、市内の人形店主人「竜之家明朝」で、これまで同店の休日を利用して、20回も演じてきて好評だった。

今回の演目は、「天災」と「柳田格之進」の二席。17年ぶりの登場とあり、明朝(めいちょう)氏も最初は戸惑い気味も、二席目の人情噺となると、玄人はだしの話芸を披露し、店内を埋めた観客から、大きな拍手が送られた。

話の中休みには、同店の樋口板長が打った新そばと柚子切りそばが供され、参加者は舌鼓を打って、そばを楽しんでいた。

「明朝そばと落語の会」は、小樽運河保存運動で大きな役割を果たした、ポートフェスティバルの若者グループと籔半とのジョイントで、定休日を利用して始まったもので、これまで昭和59年5月から昭和62年11月まで、通算20回にも及んでいた。

今回は17年ぶりの復活で、21回目の記念すべき会となった。 ◎籔半HP
<小樽ジャーナルより引用>

記事によると、確かに第一回目は昭和59年(1984年)5月に開催です。
そして、昭和62年(1987年)11月に第20回が行われた後、中断していたようです。

お蕎麦屋さんは、今も観光客で賑わう「藪半」という有名なお蕎麦屋さんですが、
ホームページに何か載っているかなと覗いたところ、あばうと藪半コーナーに下記の内容が載っていました。

竜乃家明朝・小樽蕎麦屋籔半 蕎麦と落語の会 ご案内     2018.11.20

お陰様で2018年(平成30)、11月19-20日の第三三回明朝・籔半 蕎麦と落語の会は、初日の「ゆったり座敷寄席」、本番の「昼の部・夜の部」とも 無事滞りなく終えることが出来ました。

第三三回そばと落語の会の演目は、
●質屋暦
●厩火事
の二席でした。
———————-
2016年(平成28年)11月22日の第三二回蕎麦と落語の会、満員御礼無事終了。

                <「藪半」ホームページより>

2018年以降の開催については載っていませんでした。
今はもうやっていないようですが、それでも2018年まで開催していたと知って驚きました。
私が参加していたのは、昭和59年(1984年)です。
中断していた時期もありますが、きっと、落語が聞きたい、美味しいお蕎麦が食べたいという要望があり再開したと思いますので、再開できたことは素晴らしいことと思います。

小樽で行われていた懐かしい「明朝そばと落語の会」について思い出したのでした。

追記:
因みに、会が行われていた「藪半」は、観光雑誌に必ず紹介されているお蕎麦屋さんで、小樽の実家からも近い街の中心部にあります。
私も帰郷した際には、よくお蕎麦を食べに行っていました。
そもそも、小樽に住んでいた時は、忘年会、新年会で利用させてもらっていました。

私の「藪半」メニューでの一押しは、「かき揚げせいろ」です。


冷たいおそば、温かいおそば、どちらもOKです。
   [「藪半」ホームページ: yabuhan.co.jp]

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