年末年始 ドラマ一挙放送 「MIU404」 「ラストマン」を観る。脚本家野木亜希子さんと黒岩勉さんが好きみたいです。

ごきげんよう。

年末年始は、恒例のTBSドラマ一挙放送を観ました。
今回は、観たいと思ったドラマが早朝や深夜に放送されていたので、残念ながら一挙に見ることはしませんでしたが、何話かは観ました。
たまたま観たある一話の話でしたが、懐かしく思うだけではなく、内容に感動して涙が出てきました。
ドラマの内容は分かっているし、どうなるのかという展開も知っているのに、ドラマに入り込んでいました。
朝からドラマを観て涙を流していたお正月でした。

ひとつ目は、「MIU404」です。

「MIU404」は、ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」「アンナチュラル」などで知られる野木亜紀子さんが脚本を手がけるオリジナルドラマです。
架空の設定の臨時部隊「第4機動捜査隊」を舞台に、24時間というタイムリミットの中で事件解決を目指す1話完結の刑事ドラマです。
主演は、刑事・伊吹(綾野剛さん)と刑事・志摩(星野源さん)。

観たのは、七話だったと思うのですが、
トランクルームに集う人々の物語でした。
トランクルームは普段使わない荷物などを収納する貸しスペースですが、そこに違法に住んでいる男たちがいて、事件を犯した二人が時効になるまで隠れていたのでした。
その一人がもう一人を殺してしまいます。
この殺人事件が解決した後、伊吹(綾野剛さん)と志摩(星野源さん)が、食事をしていて、伊吹がひとりでしゃべっています。
このドラマでは、星野源さんはあまりしゃべらない役柄で、綾野剛さんはよくしゃべる役柄でした。

毎回、綾野剛さんは、伊吹になりきってよくしゃべっていい演技をするなあと思っていました。
今回も短い時間でしたが、いい演技で感動しました。
また、他の回の綾野剛さんの演技を思い出しました。

このドラマは、刑事ドラマですので、犯人を逮捕するという内容ですが、そこには、社会の闇やひずみ、叫んでも届かない弱者の声を加えつつ、リアルな人間ドラマになっていました。そこが魅力であり、全体を面白くしています。
野木亜希子さん脚本のドラマは、「理不尽」とは何かをテーマにしたものが多く、そこも興味深く好きなところです。

もうひとつは、「ラストマン」です。

福山雅治さんが主演を務め、大泉洋さんが共演するドラマで、バディーを組んで難事件を解決するという刑事ドラマです。
最終回とそのひとつ前の回を観ました。
全体の内容は分かっていますので、解決に向けての怒涛の展開にもついていき、見入ってしまいました。

最終回のラストの大泉洋さんの演技はすばらしいです。
泣きながらセリフを言いますが、私もいっしょにボロボロ泣いてしまいました。
兄弟だったという福山雅治さんの演技もお父さん役の津田健次郎さんもよかったです。
何回も観ているドラマなのですが、ボロボロと涙が出てきました。

こちらのドラマは、毎回発生する事件とは別に、縦軸に41年前の事件の真相追及の物語にもなっています。
お母さんは殺され、41年間、お父さん(津田健次郎さん)と子供の皆実(福山雅治さん)と心太朗(大泉洋さん)の三人は別々の人生を過ごしますが、最終回で三人がいっしょになります。このドラマは、家族の物語であると言う人もいますが、私もそう思いました。

脚本は、「マイファミリー」や「TOKYO MER」などを手掛けている黒岩勉さんです。劇場型犯罪をスポーツの実況中継のようなライブ性のあるサスペンスとして描くことを得意としているそうですが、このドラマもまさにそんな作りになっていると思います。
黒岩さんのドラマは好きなものが多いです。

ドラマは、ホントにいいですね。ホントに好きです。
私にとってドラマは、涙を流すため、涙を流したいためにあるのかもしれません。

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