TVドラマ「となりのナースエイド」医療ドラマからの教訓。元外科医と現役外科医のやりとりが楽しく、心和みます。

TVドラマが大好きな私。
1月~3月の冬ドラマを楽しく観ていますが、その中でも、
水曜日、日本テレビ 10時から「となりのナースエイド」を人生への教訓を感じながら楽しく観ています。
ある秘密を抱えたわけあり新人ナースエイド(看護助手)が天才イケメン外科医との出会いなども絡めながら院内で起きるさまざまな問題を解決していく病院ライフエンターテイメントです。

ナースエイドとは、
ナース(看護師)をサポートする「看護助手」のこと。
患者のためのベッドメーキングやおむつ交換、食事の介助、移動の手助けなど、看護師の資格がなくても可能な作業だけを行う。

キャストは、
桜庭澪 (川栄李奈さん) 新人ナースエイド、実は外科医
竜崎大河(高杉真宙さん) イケメン天才外科医
片岡晴美(水野美紀さん) ベテランナースエイド
菊池相馬(矢本悠馬さん) 先輩ナースエイド
小野夏芽(吉住さん)   先輩ナースエイド

原作  現役医師のベストセラー作家、知念実希人さんの最新同名小説
脚本  コメディー専門のオークラ氏

ドラマの内容は、
星嶺医科大学付属病院の総合外科に配属された新人・桜庭澪(川栄さん)は、出勤初日の朝、ベテランナースエイドの片岡晴美(水野さん)からいきなりお叱りを受ける。なぜなら、病院に着くなり、腰の痛みを訴える外来患者を見つけて、医師に「一刻も早く診察してください」と指示してしまったからだ。
そんな澪には、この病院で楽しみにしていることがあった。
総合外科には、日本医学会随一の天才外科医・竜埼大河(高杉さん)が在籍していること。憧れの医師と一緒に仕事ができることに澪は胸を躍らせるのです。

ひたむきに患者に寄り添う澪は、患者の変化をつぶさに見ていて、大河先生に再検査の提案をしたりします。
大河先生は、「あの人の命を助けることができたのは、お前のおかげだ」と認めたうえで「なぜ、ナースエイドをやっている。お前は何者だ」と問い詰めます。
澪の口からは、「私は人殺しです」という衝撃の言葉が飛び出します。

澪の姉は、自殺をしていました。しかし、その死は殺人ではないかと調査している姉の恋人。
死の真相を突き止めるために動きだす澪と大河先生。

実は、澪は外科医でした。姉の死に直面しPTSD(心的外傷後ストレス障害)になり、医療行為が出来なくなり、星嶺医科大学付属病院の院長に勧められナースエイドとして働いていました。

澪と大河先生は、病院の寮の隣通しの部屋にいます。
二人の関係は、ぶつかり合いながらも、認め合い、バディのような存在になっていきます。医師とナースエイドのラブラブな関係はありません。友達同士とも違います。まさにバディなのです。
澪は、時々PTSDの発作が出て、考えることがたくさんあるとパニックになり冷静でいられなくなります。そんな時、大河先生は、いつも冷静で正しい判断を下します。そんな関係性が素敵で、大河先生の頼りがいのある行動にキュンキュンしてしまいます。

また、同僚のナースエイドが抱える秘密がテーマになる時もありますが、そんな時は、家族関係の在り方や生き方について教えられることがあります。

第三話の会話では、
澪 「患者さんの気持ちが分からないんです。何をどうしてあげたらいいのか。」
大河先生「人の気持ちが分かるのがお前の特技だろう。」
澪「シムネスの患者さんが何を考えているのか」
(シムネスとはドラマ内の架空の病気で、体中のいろいろなところで同時に腫瘍が発生し、1カ月から半年後に死んでしまう。根本的治療はない病気。)
大河先生「お姉さんの気持ちは」
澪  「私のことを恨んでいただろうな。だから自殺した」
大河先生「姉の本心を確かめたのか。」
澪  「確かめたわけじゃないですけど。そう思うから。」
大河先生「勝手に悩むのは、合理的じゃない。

第七話の会話では、
澪  「どうしたらいいか分からなくなっちゃって」
大河先生「どんな想定外が起きようと、常に状況を把握して、的確に判断して行動する。それが外科医だ。わけが分からなくなったとサジを投げる前に、今ある情報から、今何が起きているのか、冷静になって考えろ」

大河先生の「合理的じゃない」「冷静に判断しろ」というセリフは、ドラマの中に何度が登場します。
いつも澪がパニックになって、思考が停止しているような時です。
大変なことが発生した時など、当事者はパニックになってしまうものですが、そうすると正しい判断ができなくなります。そういう時こそ冷静になり、正しい判断をして、行動しなくてはなりません。
大河先生、かっこいい、、、、という場面です。

第三話の会話では、
澪  「これから生き続ける人に後悔させてはいけません。本当の気持ちを伝えてください。」
患者 「・・・・」
澪  「すべてを伝えてください。その後、これから生きていくいおりさんに選ばせてあげてください」
患者「俺はもうすぐ死ぬ。俺のことは忘れて幸せになってほしい、という気持ちと、俺が死ぬまで側にいてほしい。違うことを言っているけどどちらも本音だ。一つだけ、変わらない気持ちがある。俺は君を愛している」

結果は、彼女は彼の側にいることにしました。
心の中の本音と言葉として言う本音、どちらも本音なんです。
人の気持ち、考えていることは、本人以外、他の人には分からないのです。
また、矛盾する二つの思いがある時、心の中か言葉なのか、時が経つと入れ替わることもあるのです。
この世に残るものに選択させる、そして後悔させない。
これは重要なことだと思いました。

第七話の会話では、
何もしゃべってくれない女子高生の患者が登場します。
その患者がナースエイドの夏芽さんにだけ声をかけます。
患者 「私、人とかかわりあって生きていくのがうっとうしいんです。そんな人間だめだと思いますか」
夏芽 「べつに」
患者 「べつに?」
夏芽 「私も人とかかわるとか、うっとうしいから。こんな仕事していてなんなんだけど、仕事は仕事って割り切ってるから。」
患者 「かっこいい。」
夏芽 「はあ」
患者 「私、今、みんなから無視されているんです。私はもう人とはかかわりたくない。もう友達なんかいらない。ひとりで生きていきたい。と思ってるんですけど。それができないんです。まだ、クラスのみんなに執着してるっていうか。また、友だちに戻りたいって。さっき、この人、ひとりで生きていくタイプの人だって思ったんです。教えてください。どうしたらあなたみたいになれますか」
夏芽 「私はただ、人に何も期待しないだけ。」

夏芽さんは、親友だと思っていた人に裏切られたことがあり、その時にだれも信じない、だれにも期待しないで生きようと思います。人は絶対裏切る、そう思って生きていたら辛くないと。
でも、澪と出会い、人に期待しない人生は楽だけど、たまに期待していい人間もいることを知ります。

このドラマでは、
澪と大河先生のやりとりにコミカルさがあります。また、登場人物たちのやりとりにもコミカルさがあり、そこが楽しく、また心を和ませてくれます。
澪の姉の死の真相や澪自身が監視されていたりと、サスペンス要素もありますが、コミカルさとのバランスがちょうど良く、それがドラマの魅力に繋がっています。

澪と大河先生の関係性がいいなって思いながらドラマを観ています。
言いたいことを言い合えて、喧嘩もするけど仲もよく、そしてお互い尊敬しあっています。素敵だな、羨ましいなあって思います。

このドラマは、来週最終回となります。
最後の結末までしっかり見届けたいと思います。

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